俳優の金山一彦さんは、妊娠中の(47才)妻・大渕愛子弁護士のために日々、料理の腕をふるっている。
「おいしいものを作って、一緒に食べる喜びを夫婦で分かち合えるのは幸せなことです。料理は意外と簡単。これまで無縁だった男性もすぐに上達しますよ」
と話す金山さんに、初めてでも失敗しない男の手料理を教えてもらう。
金山さんが料理をする動機は単純。自分で作る料理が自分にとって一番おいしいから。そして、妊娠中の妻にも、栄養バランスのとれた食事を摂ってもらいたいと思うから。
「例えば、お店でスパゲティナポリタンを食べると、もうちょっとケチャップがほしいなとか、ぼくならしょうゆを隠し味に使うかな…なんて考えちゃう。実際に家で作ってみて、想像していた通り自分好みの味になると『お~、よしよし』と大満足です。料理の面白さを感じますね。
男性は色々凝りがちですが、最初は難しいことを考えなくてもいいと思います。味が濃ければ水で薄めればいいし、物足りなければ調味料を足す。男の料理って、そのくらいでちょうどいいんじゃないですか?」(金山さん、以下同)
そこで、金山さん流肉野菜炒めのレシピを伝授してもらった。
■肉野菜炒めの材料(2人分)
豚肉100g、キャベツ2枚、にんじん1/4本、まいたけ1/2パック、玉ねぎ1/4個、ピーマン1個
※これは今回の調理の目安。ありあわせの材料、好みの食材でもおいしくできます!
■切って炒める
【1】キャベツ、ピーマン、まいたけ、にんじん、玉ねぎの順に切り、ざるに入れる。キャベツは1.5cm幅、にんじんは5mm幅を目安に。
【2】豚肉を一口大に切り、サラダ油小さじ1をフライパンに熱し、炒める。「途中で火は弱めず、中火のままで大丈夫!」
【3】ざるをひっくり返して肉の上に野菜をオン。「野菜を順番にざるに入れたでしょ? これをひっくり返すと、火が通りやすい葉モノがいちばん上にくるんです」
【4】野菜を入れたらすぐに大さじ1程度の水を回しかけ、約2分放置。下の玉ねぎには火が通り、上のキャベツはしゃっきり。
■味付け
【5】塩2つまみ、こしょう2ふり、酒・しょうゆ・顆粒だし各小さじ1で合わせ調味料を作る。「慣れるまでは計量が必要かも」
【6】合わせ調味料を回し入れ、味をつける。木べらなどを使って手早く全体を混ぜる。野菜を小さめに切っておくと早く均一に火が通り、水っぽくならない。
【7】フライパンを振るのは熟練のワザ。「最初から派手にフライパンを振って炒めるのはムリ! 木べらで混ぜるように約30秒炒めます」
※女性セブン2015年4月2日号