芸能

「愛川欽也の10年来の愛人」女優の父 2人の関係を告白

5月10日に会見を開いたうつみ宮土理

 兵庫県神戸市の市街地からほど近い、六甲山地の麓の町で、女性セブンはある初老の男性と対面した。ゴールデンウイークが明けたばかりの5月10日のことだった。

「休みの間、娘はこっちで過ごしとったんやけど、ずっと泣いていてな…。言葉もかけられんかったよ。そりゃ、娘は誰よりもあの人に大切にされてきたからね…」

 築30年を超える木造の一戸建てで、重い口を開いたこの男性は、4月15日に死去した愛川欽也さん(享年80)の“10年来の愛人”と報じられてきた女優・任漢香(にん かんか、38才)の父親である。この日、父親は任と愛川さんの関係の全てを明かしてくれた。

 愛川さんと任の関係が初めて発覚したのは、2007年4月のこと。『劇団キンキン塾』に女優として所属する彼女の自宅での2夜連続の密会が写真週刊誌に報じられた。

「彼女は2004年に劇団に入ってから、ずっと愛川さんの“お気に入り”でした。愛川さんが監督する映画では必ずといっていいほど彼女がヒロイン役でしたし、劇団員の間でも、ふたりの関係は公然のものとなっていました」(別のスポーツ紙記者)

 当時、愛川の妻であるうつみ宮土理(71才)は「あの年で女性の噂が出るなんてカッコいいじゃない」とコメントを出して余裕を見せたが、愛川さんの任への愛情は本気だった。ふたりの関係について、任の父親はこう語る。

「男女の仲だったかどうかは、まぁそれは本人たちの問題やから…。ただ、私も一度東京で愛川さんにお会いしましたが、娘がすごくかわいがられて、大事にされている感じが伝わってきました。舞台や映画の主役にもしてもらって、愛川さんが司会を務める討論番組『パックインジャーナル』でも、娘をアシスタントにしてそばに置いてくれてね。そんな愛川さんを娘は尊敬して、よう慕っていましたよ」

 遊びではないという愛川さんの気持ちは、彼が任にプレゼントした“愛の証”にも表れていた。

「娘が今住んでいる東京のマンションは、4年前に愛川さんに買ってもらったものなんですわ。しかも、愛川さんは名義を全部娘の名前にしてくれたんや」(前出・任の父親)

 愛川さんはさらに、任に住まいを与えただけでなく、女優として、そして人間として、彼女を成長させるためのあらゆる労を惜しまなかった。

「彼はいつも娘のそばにいてくれて、演技のことはもちろん、自分の考えやこの国の歴史、憲法のことなんかを全部教えてくれたんやって。愛川さんは、娘に自分の遺志を継いでほしかったそうでね…。娘がいたからこそ、愛川さんも最期まで意欲を燃やして、舞台や映画作りができたんやと思いますよ」(前出・任の父親)

 任もまた、そんな愛川さんの期待に応え、彼の作品に出演することに女優生命の全てを賭けていた。それだけに、支えとなった愛川さん亡き今、任の喪失感は計り知れない。

「“もうあたし、芝居やめる”なんて言うんですわ。“彼がいなかったらあたしは続けられない”って…。あれだけ頑張ってきたんやし、ここで諦めたらあかんって励ましたんやけど、いろんなショックが重なって、どうにもならんのや」(前出・任の父親)

 実は、彼女を絶望の淵に落としたのは、愛川さんの死それ自体もさることながら、彼の死を知った過程にあった。

「娘はな、愛川さんが亡くなったことも教えてもらえず、あとで事務所から聞かされたんや。もちろん死に目にも会っていない。これが何よりもつらかったんやって…。“せめて彼の葬儀には行きたい”って言うて聞かなくてね…。でも、親族だけの密葬やったし、うつみさんも娘を呼ぶことはしなかったんです。私も密葬だと知ってからは、娘が参列したらややこしいことになると思って、“おまえは参列するな!”って、無理矢理止めたんです。娘にはかわいそうなことしたけど…」(前出・任の父親)

 愛川さんの死と葬儀を巡る一連の経緯には、うつみの“妻としてのプライド”が見え隠れしていると、うつみをよく知る芸能関係者は言う。

「うつみさんも、愛川さんと任さんの関係はもちろん知っていました。ふたりは密会報道があった後、さらに親密になっていったんです。晩年は任さんの自宅で大半の時を過ごしていましたからね…。うつみさんは長年、そんなふたりの関係を苦い思いを持ちながらも、どうすることもできずにいました。だからこそ、“最期くらいは愛人ではなく妻である私が看取るんだ”という思いが強かった。密葬にしたのも、“愛人を入れたくない”という、うつみさんの強い気持ちがあったといいます」

※女性セブン2015年5月28日号

関連キーワード

トピックス

WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《熱愛ツーショット》WEST.中間淳太(37)に“激バズダンスお姉さん”が向けた“恋するさわやか笑顔”「ほぼ同棲状態でもファンを気遣い時間差デート」
NEWSポストセブン
アパートで”要注意人物”扱いだった山下市郎容疑者(41)。男が起こした”暴力沙汰”とは──
《オラオラB系服にビッシリ入れ墨 》「『オマエが避けろよ!』と首根っこを…」“トラブルメーカー”だった山下市郎容疑者が起こした“暴力トラブル”【浜松市ガールズバー店員刺殺事件】
NEWSポストセブン
4月は甲斐拓也(左)を評価していた阿部慎之助監督だが…
《巨人・阿部監督を悩ませる正捕手問題》15億円で獲得した甲斐拓也の出番減少、投手陣は相次いで他の捕手への絶賛 達川光男氏は「甲斐は繊細なんですよね」と現状分析
週刊ポスト
事件に巻き込まれた竹内朋香さん(27)の夫が取材に思いを明かした
【独自】「死んだら終わりなんだよ!」「妻が殺される理由なんてない」“両手ナイフ男”に襲われたガールズバー店長・竹内朋香さんの夫が怒りの告白「容疑者と飲んだこともあるよ」
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ(右・Instagramより)
《スクープ》“夢の国のジュンタ”に熱愛発覚! WEST.中間淳太(37)が“激バズダンスお姉さん”と育む真剣交際「“第2の故郷”台湾へも旅行」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト