「ドラマチックな韓国ドラマが好きなかたなら、韓国ミュージカルも絶対見るべき!」と語るのは、韓国エンターテインメントナビゲーターの田代親世さん。
「『レベッカ』を見た時、リュ・ジョンハンの苦みばしった苦悩の男っぷりとオク・ジュヒョンの度肝を抜く底恐ろしい声に、途中で立ち上がって拍手したい気持ちになって…。韓国ドラマを初めて見た時と同じくらいの衝撃でした」
チケット購入は、日本語入力可能な『インターパーク』(http://ticket.interpark.com/Glo bal/)がおすすめ。当日券は劇場窓口で買えるが、言葉に不安のある人は、ホテルのコンシェルジュに頼んで買うこともできる。
「アイドルが出る作品は日本語字幕もつくので初心者も安心です」(田代さん)
そんな中、人気の韓流ミュージカル俳優が、イ・ゴンミョンだ。
「今日の舞台では近衛隊員とのやりとりでアトスの決意に気づかされるというように、毎回公演のたびに何かしら発見があって深まっていくんです」(イ・以下「」内同)
イ・ゴンミョンは、そんな日々を大切に積み重ねてきた。東京での20周年単独ライブには、多くの日本人ファンが駆けつけた。
「ミュージカル俳優として最も重要なのは想像力だと思います。大切な人を失ったり、些細なことに幸せを感じたりと、経験を積んできたからこそ、演じる人物の気持ちや行動が想像できる。日本の韓国ミュージカル ファンが増えているのは、“唐辛子にコチュジャンをつける”といわれる濃い感情表現のせいかもしれませんね」
たくさんのK–POPアイドルとも共演してきた。
「必死に練習しているかどうかはすぐわかる。SUPER JUNIORのキュヒョン、2PMのJun.K、BEASTのヨソプも熱心。普段グループ活動では各自のパートを歌っているけど、1曲全体を組み立てて歌えるように上手になりましたね」
記者が差し入れたお菓子を受け取って「ソウルで妻と食べますね」とにっこり笑った。
※女性セブン2015年6月4日