ビジネス

1年半で100万個販売歌舞伎パック ダメ元で染五郎に監修依頼

1年半で約100万個を売り上げた歌舞伎フェイスパック

 2013年12月に発売した歌舞伎フェイスパックは、発売後たった2日で4500個が完売。1年半で約100万個を売り上げた。

 開発したのは、一心堂本舗の社長・戸村憲人さんだ。江戸時代の養生文化を活かした飴やおかきを販売する小さな企業で、商品を歌舞伎座で売るうちに、“歌舞伎”で何かできないかと考えた。

「ネットである学生が歌舞伎の隈取りをフェイスパックにデザインした画像を見つけ、これはおもしろい! と、商品化できないか交渉しました。さらに、ダメ元で市川染五郎さんに監修を依頼したら、『ぼくも楽しく歌舞伎を広めたい』と、快く引き受けてくれました」

 しかし、フェイスパックの制作は苦戦を強いられた。

「大手メーカーからは、インクが落ちる、型抜きできないと門前払い…。だったらすべての工程を別々の企業で作ってもらおうと思って。インク会社、印刷会社、型抜き会社、化粧品会社など全国40社以上を訪ね歩き、協力してくれる企業を見つけました。複数の企業で分業しているので、他には絶対マネできません!」

 現在、歌舞伎座、東急ハンズや空港などで販売中で、バリエーションも増えた。見た目だけでなく、ヒアルロン酸など美容成分たっぷりで“いよぉ~っ”しっとり!

※女性セブン2015年7月16日号

関連記事

トピックス

高橋一生と飯豊まりえ
《17歳差ゴールイン》高橋一生、飯豊まりえが結婚 「結婚願望ない」説を乗り越えた“特別な関係”
NEWSポストセブン
西城秀樹さんの長男・木本慎之介がデビュー
《西城秀樹さん七回忌》長男・木本慎之介が歌手デビューに向けて本格始動 朝倉未来の芸能事務所に所属、公式YouTubeもスタート
女性セブン
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
女性セブン
有村架純と川口春奈
有村架純、目黒蓮主演の次期月9のヒロインに内定 『silent』で目黒の恋人役を好演した川口春奈と「同世代のライバル」対決か
女性セブン
芝田山親方
芝田山親方の“左遷”で「スイーツ親方の店」も閉店 国技館の売店を見れば「その時の相撲協会の権力構造がわかる」の声
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
離婚のNHK林田理沙アナ(34) バッサリショートの“断髪”で見せた「再出発」への決意
NEWSポストセブン
フジ生田竜聖アナ(HPより)、元妻・秋元優里元アナ
《再婚のフジ生田竜聖アナ》前妻・秋元優里元アナとの「現在の関係」 竹林報道の同局社員とニアミスの緊迫
NEWSポストセブン
小泉氏は石破氏に決起を促した
《恐れられる“純ちゃん”の政局勘》小泉純一郎氏、山崎拓氏ら自民重鎮OBの会合に石破茂氏が呼ばれた本当の理由
週刊ポスト
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン