市川染五郎一覧

【市川染五郎】に関するニュースを集めたページです。

倍賞千恵子、南沙織、浅丘ルリ子、松本白鸚ほか“スターと母”秘蔵写真
倍賞千恵子、南沙織、浅丘ルリ子、松本白鸚ほか“スターと母”秘蔵写真
 毎年5月の第2日曜日は、母への愛と感謝を示す一日に──アメリカ発祥の「母の日」は、日本でも昭和前期に全国的に広がり始めたという。今年の母の日は5月8日。女性セブンが撮ってきた秘蔵写真を通して、往年のスターたちの「母への愛」のエピソードを明かします。●天地真理 1970年代、国民的アイドルとして活躍した天地真理。幼い頃に両親が離婚し、保育園の調理師として働く母が、女手ひとつで天地を育てたという。写真は1973年、娘が売れっ子になった頃に母が東京・新宿に小料理店『てまり』を営業開始したときの一枚。同店は1980年6月の閉店まで、天地ファンの集いの場として連日賑わった。●松本白鸚(六代目市川染五郎) 母:藤間正子さん 写真は二代目松本白鸚(当時は六代目市川染五郎)が、アメリカはニューヨークで『ラ・マンチャの男』の公演を終えた際のもの。初代中村吉右衛門の娘である母・正子さんに駆け寄り、仲睦まじい様子がうかがえる。●南沙織 1971年に華々しいデビューを飾った歌手・南沙織。デビューからたった7年で学業に専念するため歌手活動にピリオドを打った頃、最後のテレビ出演に合わせて母との記念に撮った一枚。●浅丘ルリ子 最愛の母に頬を寄せるのは、若き日の浅丘ルリ子。幼い頃、貧しい家庭に育った浅丘に、母はなんとかオシャレをさせたいと、毛布を裁断してコートを仕立てていたそう。●水前寺清子 幼い頃、父親の事業が行き詰まり、家族揃って上京した水前寺。八畳一間で親子3人で暮らすようになってからも、母は「歌手になりたい」という水前寺の夢を信じ、内職をしながら家計を支え続けたという。●倍賞千恵子 母:青木はなさん 小学校を卒業後、東京で女子車掌となった倍賞の母・はなさん。本人いわく“女ガキ大将”というほど勝ち気な女の子だった倍賞を、厳しくも優しく育てあげたという。●森昌子 母:森田幸子さん 心臓が弱く病気がちだったという母・幸子さん。それでもデビュー当時、多忙を極めた森のため、毎日お弁当を作りポットに温かいおみそ汁を用意していたそう。2019年に森が歌手活動を引退した際には「お疲れさま。いままでありがとう。偉かったね」との言葉があったという。●森進一 母:森内尚子さん 名曲『おふくろさん』のモデルでもある尚子さんは、森が婚約不履行で訴えられた騒動(裁判により事実無根と判明)に責任を感じ、1973年に自宅で自ら命を絶ってしまった。巡業先で自殺の一報を聞いた森は夜のショーをキャンセル、帰京後に母と対面した際には人目をはばからず涙を流したという。写真/女性セブン写真部※女性セブン2022年5月12・19日号
2022.05.08 07:00
女性セブン
時代劇研究家が厳選 いま、家で観られる名作時代劇10の魅力
時代劇研究家が厳選 いま、家で観られる名作時代劇10の魅力
 新型コロナウイルス蔓延による外出自粛令が出ているが、自宅で過ごす今は、これまで手を出せなかった映画・ドラマに挑戦する絶好の機会だ。なかでも注目を集めているのが「時代劇」。新著『時代劇入門』がベストセラーになり、往年の名作を知り尽くす時代劇研究家・春日太一氏が、時代劇の魅力を存分に味わえる10作品を紹介する。 * * * 時代劇というと『水戸黄門』『暴れん坊将軍』『遠山の金さん』といった、ワンパターンの勧善懲悪ものばかり―と思っている方は少なくないかもしれません。 でも、それは大きな誤解。アクションの多彩さ、感情描写の豊かさ、ストーリーの多様さ……時代劇は様々な魅力に富んだ奥深いジャンルです。 そしてなにより、そこに映し出されるのは現代と全く異なる空想の世界。外出自粛で気づまりな毎日、時代劇を観ながら一時だけでも現実を忘れてみてはいかがでしょうか。 今回は、配信や再放送でご自宅でも気軽に楽しめる時代劇作品を、幅広く集めてみました。まずはスケールの大きなアクションを堪能できる作品から紹介していきましょう。◆『隠し砦の三悪人』 黒澤明監督によるエンターテインメント大作です。『スター・ウォーズ』の原点になった作品でもあり、とにかく息をつかせない。 時は戦国時代。城を攻め落とされた姫を守って、敵の包囲網の中を同盟国まで送り届けようとする侍を三船敏郎が演じます。次々と襲い掛かるピンチを切り抜けていくサスペンス、馬を駆使したチェイスシーンと馬上での斬り合い―壮大なアクションに引き込まれます。◆『子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎』 小池一夫の人気劇画の映画化第6作。毎回、趣向を凝らしたアクションやバイオレンスが展開されていくシリーズですが、中でも本作は凄まじい。 特にラストは雪山での死闘。スキーを駆使して襲い掛かる柳生の忍者軍団に対して、主人公の拝一刀(若山富三郎)は乳母車をソリにして迎え撃つ。乳母車の上に仁王立ちになっての殺陣など、若山の身体を張ったアクションに注目です。◆『魔界転生』 天草の乱の絶望から魔界と手を結んだ天草四郎(沢田研二)が、その妖術により宮本武蔵(緒形拳)、宝蔵院胤舜(室田日出男)、柳生但馬守(若山富三郎)といった名だたる剣豪たちを仲間に引き入れ、幕府を滅ぼさんとする。そこに千葉真一演じる柳生十兵衛がたったひとりで立ち向かいます。 剣豪版アベンジャーズともいえる面々が勢ぞろいし、壮絶な死闘が展開される。千葉の躍動感あふれる殺陣に対し、若山、緒形は非常に重厚。その激突は手に汗握ります。◆『座頭市物語』 登場人物に感情移入できるのも、時代劇の大きな魅力です。 映画『座頭市物語』は、勝新太郎がその代名詞となるヒーロー・座頭市を演じたシリーズの第一作。盲目の按摩でありながら、居合の腕が凄まじい座頭市がやくざの抗争に巻き込まれていく。 釣りを通じて心を通わせるようになった肺病の浪人は、敵対する組織の用心棒だった―。組織から爪弾きにされた者同士の育む友情と、やがて斬り合わなければならない哀しい宿命が、詩情感あふれる映像の中で表現されていきます。◆『風の中のあいつ』 ショーケンこと萩原健一主演の青春時代劇です。清水次郎長を主人公にした時代劇では悪役として描かれる「黒駒の勝蔵」が主役に据えられ、その若き日のドラマが描かれます。当時の若者のアイコンだった萩原の演じる勝蔵は、決してヒロイックではありません。薄汚い身なり、猫背、うつむきがちな表情。現代劇と同じく、挫折感を背負った青年として演じていました。世間と折り合いをつけて生きられない若者の苛立ちと悲しみが心に響きます。◆『鬼平犯科帳』 盗賊たちを取り締まる火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(中村吉右衛門)やその配下の同心や密偵たちの活躍が描かれます。 ハードボイルドな物語展開も大きな魅力ですが、なんといっても江戸情緒あふれる映像が素晴らしい。特に、エンディングロール。江戸の四季の模様がジプシー・キングスによる哀切なメロディに乗って映し出され、最高の余韻を与えてくれます。厳しさだけでなく、優しさや温かさに包み込まれる作品ですね。◆『女殺油地獄』 元禄時代の大阪が舞台。近松門左衛門の戯曲を原作にした男女の愛欲のドラマで、五社英雄監督の遺作です。 魔性の女・小菊(藤谷美和子)にはまり込んで身を崩していく油屋の若旦那・与兵衛(堤真一)と、その二人に嫉妬して与兵衛を誘惑する年増の人妻・お吉(樋口可南子)の織り成すエロティックな三角関係が、儚い映像美の中で描かれていきます。情欲に囚われた男女による、理屈を超えた心情の機微を樋口、堤、藤谷が見事に演じました。◆『闇の狩人』 江戸の裏社会に生きる人々の人間模様を、哀感とともに描いた池波正太郎原作のドラマです。 記憶喪失の剣客・弥太郎(村上弘明)と、なにかと彼の世話を焼く盗賊・弥平次(蟹江敬三)、弥太郎を殺し屋として使う香具師の元締め・清右衛門(田村高廣)、そして彼らに寄り添う女たち。 陰謀渦巻く殺し屋たちの非情な組織というハードボイルドな乾いた世界が、優しく温かい触れ合いとともに描かれ、孤独な心を抱いた者たちのドラマを際立たせています。◆『黄金の日日』 最後に、大河ドラマの中でも、特に歴史のロマンに浸れる2作品を紹介します。『黄金の日日』は、戦国時代の堺を舞台に、商人を主人公に据えた珍しい作品。堺の若者・助左衛門(六代目市川染五郎、現・二代目松本白鸚)が持ち前のバイタリティでのし上がっていく。実際にフィリピンでロケをした南蛮貿易や海賊との交流など、描かれる世界観の大きさも見どころです。 助左衛門の庇護者からやがて権力の亡者となり立ちはだかる秀吉(緒形拳)や、両者の間で葛藤する石田三成(近藤正臣)、助左衛門に協力しながら秀吉に対抗する石川五右衛門(根津甚八)など、脇のキャラクターも魅力的ですね。◆『武田信玄』 戦国最強の騎馬軍団を率いた甲斐の大名・武田信玄の生涯を描いた名作です。理想に燃える若者、頼りがいのある領主、老練な策略家―と年齢に応じて変わっていく信玄像を20代の若さで演じきった中井貴一が見事。 大河にありがちな気を緩めるようなホームドラマ要素は一切なく、ひたすら合戦と策略、人間の心の闇が描かれる。菅原文太、杉良太郎、西田敏行、平幹二朗ら豪華キャストの配役も完璧です。「時代劇だから」と構えることなく、興味のあるジャンルや好きな俳優の作品から挑戦してください。きっと心に残るシーンに出会えるはずです。※週刊ポスト2020年5月1日号
2020.04.22 16:00
週刊ポスト
番組公式HPより
『麒麟がくる』カラフル衣装はキャラクターの心情をよく表現
 長谷川博己主演で話題を呼んでいるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。登場人物のカラフルな衣装がネット上では賛否を呼んでいるが、専門家はどう見たか。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * そんなわけで、早くも戦乱の真っただ中に突入している大河ドラマ『麒麟がくる』。  色鮮やかな映像の数々が話題になっているが、私が注目したのは「衣装の主張」だ。過去には、市川染五郎(現在の松本白鸚)が戦国期に南蛮貿易を志す呂宋助左衛門を演じた『黄金の日日』(1978年)で東南アジアの布を衣装に取り入れた例などはあったが、『麒麟がくる』ほど衣装で登場人物のキャラクターを表現した大河ドラマはなかった。  たとえば、主人公の明智光秀(長谷川博己)は、緑ベースの着物。まっすぐに伸びる竹や笹のイメージだと言われるが、まさしく若き光秀は生真面目でピュアな若竹のような青年だ。生地はペラペラだが、その分、若者らしい清潔感や軽やかさが出る。 その光秀のペラペラ仲間といえば、学友だった斎藤義龍(伊藤英明)。彼は赤が好みらしいが、ちょっとくすんでいるところがポイントだ。斎藤家の嫡男とはいえ、自分が正室の子ではなく、側女の子だと屈折したところのある義龍の心情が出ている。  第二話にはもうひとりのペラペラ土岐頼純(矢野聖人)が登場。美濃の実権を妻・帰蝶(川口春奈)の父斎藤道三(本木雅弘)に握られていることに怒り、言いなりにはならないと言い放つ。水色をアクセントにした公家か官人のような装束でいかにも育ちがよさそうな頼純にしては強気じゃんと思ったが、登場して数分後には、道三に毒殺されてしまった。あらら。 やっぱり親父世代はペラペラ世代より、陰謀にしても衣装にしても一枚上手。この世代は、その貫禄に比例するごとくゴッテリした生地をご愛用だ。  毒に苦しみ、息絶える頼純を流行り歌を口ずさみつつ平然と見つめていた道三。光秀と初対面の際に着ていたのは、黒に赤い柄が浮き出るゴブラン織りのような凝ったものだ。屋敷の中でブルンブルンと槍を振り回す武闘派だが、金勘定はしっかりしていて、光秀の旅を費用を出してくれたのかと思ったら、戦の働きで返せという。さすが「まむし」のニックネームを持つだけはある。今後、蛇柄の着物もあるかも。 もうひとり、衣装がよかったのは、光秀が堺で出会った三淵藤英(谷原章介)。足利将軍家の奉公衆という身分で、どこか貴族的な雰囲気の藤英は、白地に金色の模様が入った高級和菓子の包み紙のようないでたちだ。悠然と微笑とほほ笑んでいるが、将軍家は衰えるばかり。藤英の衣装はどうなる…。 そして、ゴッテリ親父の代表といえば、松永久秀! 光秀が鉄砲を買おうと訪れた店に現れ「このわしを怒らせて生き残った者は堺といえども一人もおらん」と怖い顔で店主に脅しをかけた久秀の上着は、赤やら黄色やらの線がスパークしたような派手な柄だ。演じているのが吉田鋼太郎だからか、これが着物じゃなくナイトガウンに見えたのは、私だけ? その後、久秀は酔っ払って寝入った光秀の懐から金を抜き出し、枕元に「また会おう」という手紙と鉄砲を置いて姿を消す。食えない武将、裏切り者、梟雄(きょうゆう)と呼ばれる久秀は、爆死したともいわれる人物。あのスパーク柄には深い意味があった!? その生きざまも含め、久秀がどんな衣装で現れるか。注目です。
2020.02.02 07:00
NEWSポストセブン
染五郎、團子、勸玄など未来の歌舞伎スター勢ぞろい
染五郎、團子、勸玄など未来の歌舞伎スター勢ぞろい
 先日、八代目市川新之助の襲名発表をした堀越勸玄くんをはじめ、歌舞伎界は今、次世代を担うキッズスターたちの宝庫だ。新時代に歌舞伎界の“シン”となるスター候補生たちを今から知っておいても損はしません!◆市川染五郎 初舞台は2009年6月『門出祝寿連獅子』。2018年1月に祖父・松本白鸚(76才)、父・幸四郎と共に高麗屋三大襲名披露興行の『壽 初春大歌舞伎』で、市川染五郎を八代目として襲名した歌舞伎界の若きプリンス。襲名披露会見では「『勧進帳』の弁慶をやりたい」と憧れの役を明かした。欅坂46・平手友梨奈のファン。【Profile】屋号:高麗屋父親:松本幸四郎 生年月日:2005年3月27日◆中村勘太郎(7才) 2017年2月『門出二人桃太郎』で初舞台。同舞台の発表会見で、父・勘九郎は勘太郎について「普段はおとなしい」と明かしたが、舞台の上では鬼役の勘九郎を相手に刀を使った立ち回りを堂々と演じきった。ウルトラマンが大好き。【Profile】屋号:中村屋父親:中村勘九郎 生年月日:2011年2月22日◆中村長三郎(5才) 兄・勘太郎と共に初舞台に立った『門出二人桃太郎』は、3才8か月で迎えた。初舞台発表会見で、勘九郎から「今日は静かにしていますが、家の中では大変です」と言われたやんちゃな次男坊。初舞台でも元気いっぱいに演じ、「暑かった」と感想を。【Profile】屋号:中村屋父親:中村勘九郎 生年月日:2013年5月22日◆市川團子(15才) 2012年スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』のワカタケルで初舞台。昨年10月の京都・南座のお練りに参加した際には「改めて、精進しようと感じさせていただきました」とコメントするなど、年齢以上の風格を漂わせている。父・中車(香川照之)が継ぐことができなかった市川猿之助の名跡の後継者となれるか!?【Profile】屋号:澤瀉屋父親:市川中車 生年月日:2004年1月16日◆堀越勸玄 4才の時に史上最年少で宙乗りを成功させるなど、幼いころから名門・成田屋の御曹司らしさを発揮している勸玄くん。2015年11月、2才の時に『吉例顔見世大歌舞伎』で初お目見え。 2020年5月に市川團十郎となる父とともに、市川新之助を襲名する。2015年11月の初お目見えの際は将来の夢を「王子様」と答えていたが、襲名発表会見では「遊びよりもお稽古が好き」と即答。その様子に「歌舞伎の家に生まれてきてよかったのでは」と海老蔵も顔をほころばせた。【Profile】屋号:成田屋父親:市川海老蔵 生年月日:2013年3月22日※女性セブン2019年2月7日号
2019.01.29 07:00
女性セブン
長嶋一茂と松本幸四郎「カズさん」「幸ちゃん」と呼び合う仲
長嶋一茂と松本幸四郎「カズさん」「幸ちゃん」と呼び合う仲
 幼稚園から小学校、中学校までエスカレーターで一緒。父母の参加行事も多く、家族ぐるみのつきあいは珍しくない。とはいえ、この家族の親密さは特別なようで…。「今年になって、長嶋一茂さん(52才)は初めて歌舞伎を観に行ったんです。松本幸四郎さん(45才)の襲名披露公演です。一茂さんの双子の娘さんと幸四郎さんの息子・市川染五郎さん(13才)は今、同じ学校の同級生。幼稚園から一緒なのでもちろん昔からよく知る仲ですが、ここ最近さらに親しくなった感じがします」(芸能関係者) 朝の情報番組からゴールデンのバラエティー番組までひっぱりだこで、10月には冠番組『ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会』(テレビ朝日系)がスタートした一茂。一方の幸四郎は今年1月に37年ぶりに親子3代同時襲名を行い、息子の染五郎も「美しすぎる歌舞伎プリンス」として注目度が急上昇。お互い目まぐるしい活躍だったが、プライベートで2人は“カズさん”“幸ちゃん”と呼び合う仲だというのだ。「幸四郎さん、襲名前はずっと“染ちゃん”と呼ばれていたので、この呼び方はまだ慣れないそう(笑い)。そんなお2人の共演も今年はなぜか多かった。1月の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)で幸四郎・染五郎親子が安住紳一郎アナ(45才)となじみの店を回っているところに、ゲストとして登場したのが一茂さん。染五郎さんの本名・齋(いつき)という名前から『いっくん』と呼んでいました」(テレビ局関係者) 3月に『くりぃむクイズ ミラクル9』(テレビ朝日系)、5月には『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で共演。「『THE 夜会』では、2人のお子さんが通う学校で起きた江角マキコさんの『落書き事件』に触れる場面もあって驚きました」(前出・テレビ局関係者) なぜここまで親しくなったのか。「一茂さんの長女と染五郎さんが同じクラスで仲がいいようです。お互いの家を行き来することもあるそう。幸四郎さん一家はジャイアンツファン。パパ同士話したら気も合うし、自然と家族の結びつきも強くなった。一茂さんは気が早くも“まさか将来本当の家族になっちゃったりして”なんて冗談を飛ばすほど。お互いの奥さんがしっかり者ですし、いい距離感で家族づきあいができるんでしょうね」(両家を知る学校関係者) 野球と歌舞伎の異色コラボが始まるかも。※女性セブン2019年1月1日号
2018.12.14 16:00
女性セブン
八代目・市川染五郎「頭の中の99%は歌舞伎が占めている」
八代目・市川染五郎「頭の中の99%は歌舞伎が占めている」
“衝撃の美少年”として、歌舞伎ファンの女性から絶大な注目を集める八代目・市川染五郎が本紙・女性セブンに初登場。13才とは思えぬ艶やかなオーラをまとう少年は、役者としての情熱、父への敬意、大好きな歌舞伎への思いを語る一方で、中学生らしい日常も明かしてくれた。 力強く凜々しい眉に、涼やかなまなざし──13才のあどけなさの中にハッとする色気をたたえ、“衝撃の美少年”と注目を集める、歌舞伎役者の八代目・市川染五郎。 1月に祖父の二代目・松本白鸚(76才)、父の十代目・松本幸四郎(45才)と共に37年ぶりとなる三代同時襲名を果たした。「昨年までは松本金太郎(四代目)という名で活動していたので、全然違う名前になったなという感覚です。市川染五郎は父が長年名乗ってきた名前なので、やはり父のイメージが強く、しばらくは“染五郎”と呼ばれるのに慣れませんでした。父とは先輩と後輩でもあり、師匠と弟子でもあり、いちばん憧れている役者です」(染五郎・以下同) 尊敬する父から継いだ大切な名で、このたび、初の単行本『儚 市川染五郎』(講談社)を上梓。13才の染五郎の今がギュッと詰まっている。「襲名を機に、これまでの歩みを残しておきたいという気持ちが生まれたんです。今は通過点で、これから自分がどう変わっていくかもわからない。この本を通じて過去と現在の自分、そして未来へと続いていく自分を見ていただけたら」 2才で初お目見得、4才で初舞台を踏んだ少年は、歌舞伎への思いをまっすぐに語る。「ただただ、歌舞伎が好きという気持ちを支えにやってきた感じです。常に歌舞伎のことを考えていて、ぼくの頭の中の99%は歌舞伎が占めています。残り1%が学校生活や、その他もろもろ、欅坂46とか(笑い)。 センターの平手友梨奈さんのファンで、先日対談できて嬉しかったです。目標は、祖父や父のように新作歌舞伎を作ること。今、台本を書いているのは“歌舞伎役者の人生”。主人公の歌舞伎役者が、自身が演じる悪役に憧れるあまり、その役に入り込んで、役と同じ悪行を現実の世界でもしてしまう。…結末はね、まだ考えてないんですよ」 大舞台への夢を見つめて、瞳をキラキラと輝かせる。「自分を入り口に、同世代のかたが歌舞伎に触れて、好きになってくれたら。敷居が高いと思っているかたも、一度観ていただけたらイメージが変わると思います。そのために、よりよい舞台をお見せできるように頑張ります」 歌舞伎界の“大向こう”まで見据えた頼もしい言葉に、思わず「よっ! 八代目!」と声を掛けたくなった。Q:好きな女の子のタイプは?A:「(う~んと悩んで)趣味が合う人、とかですかね。自分があまり話すのが好きじゃないので(苦笑)、それを補ってくださる人がいいかな。おしゃべりを聞いているのは好きですよ」Q:つるつるのお肌の秘訣は?A:「普段は特別なことはしませんが、お芝居が続いて化粧で肌が疲れてくると、化粧水や乳液を使うことも。父が監修した隈取のフェースパックをふざけて付けてみたこともあります。父の考えることはおもしろいなって思いました(笑い)」Q:学校生活のお楽しみは?A:「友達の間で『アイデンティティ』というホラーゲームが流行っています。仲間と協力して暗号を解きながら脱出する鬼ごっこみたいな対戦ゲームです。得意科目は国語で、苦手なのは数学と英語。ペンケースは大好きなブラウン(LINEキャラクター)です!」※女性セブン2018年11月22日号
2018.11.14 16:00
女性セブン
12才で自作歌舞伎上演、市川染五郎、その成長の楽しみ方
12才で自作歌舞伎上演、市川染五郎、その成長の楽しみ方
 その美少年ぶりで注目を集める歌舞伎界の新星が、新・市川染五郎だ。ネットメディアで『恋する歌舞伎』などの連載を持つ歌舞伎ライターの関亜弓さんがその魅力について解説する。 * * * 高麗屋三代同時襲名の目玉の1つとなったのが、弱冠12才で八代目を襲名した染五郎くんです。長いまつげにスッと通った鼻筋、憂いを秘めた表情が印象的な美少年。 昨年8月、『スッキリ』(日本テレビ系)で、彼の特集が放送されると「一目惚れした」「少女漫画に出てきそう」「12才とは思えない色気。末恐ろしい…」と、普段歌舞伎に関心のない女性たちのハートまでもわしづかみにしました。「プリンス」と称される染五郎くんは、お祖父さまとお父さまだけではなく、叔母さまは女優・松たか子さん(40才)という、日本を代表する芸能一家のサラブレッドに生まれ育った。そのためか普通の人が努力してもなかなか身につけることのできない「品格」と「オーラ」がすでに備わっています。 松本金太郎時代から舞台で存在感があり、素顔も「かわいい」と評判だった染五郎くんへの周囲の期待値は高く、同世代の市川中車さん(香川照之)の愛息・團子くん(13才)とのコンビも注目されています。  2013年に国立劇場での『春興鏡獅子』で共演してから、2人が舞台で一緒になる機会は多く、2016年から2年連続歌舞伎座で上演された『東海道中膝栗毛』では、ダブル主演の染五郎(現幸四郎)・猿之助に次ぐ準主役を2人で務めました。 2人は同じ中学校に通い、プライベートでも仲良し。ただし團子くんが染五郎くんを本名の齋いつきから「いっくん」と呼ぶのに対して、染五郎くんはシャイなのか、「ねぇ」「あのさ」と声を掛けるそうです。 亡くなった(中村)勘三郎さんと(坂東)三津五郎さんのように、日常からお互いのことを理解していると舞台上でも息が合うケースが多い。将来が楽しみなコンビです。 また染五郎くんは中学生らしからぬ、独特の感性を持っています。歌舞伎が好きすぎるのか、自宅では自らミニチュアの劇場『犬丸座』を作って、ぬいぐるみを主人公に自作の歌舞伎を上演しているそうです。しかも、スモーク代わりにドライアイスを使って演出するなど、かなり本格的。昔から仏像にもハマっていて、舞台をやり遂げたご褒美に「不動明王」をリクエストしたと聞いています。 今回、初めて染五郎くんに興味を持って、ぜひ舞台を見てみたいという人には、こんな楽しみ方をおすすめします。今の“美少年”ぶりを堪能するのはもちろんですが、これから変声期を迎え、体格も男らしくなってくる。ただ舞台を見るだけでなく、10年、20年と時間をかけて、役者の成長を見届けることも歌舞伎の醍醐味の1つだと思います。 そしてお祖父さま、お父さまが得意とし、本人も「いちばんやってみたい」と公言している高麗屋のお家芸「弁慶」を、いつ、どのように演じるのかにも注目したい。 大幹部たちの孫世代にあたる染五郎くん。この世代には團子くん以外にも、市川海老蔵さんの息子・勸玄くん、尾上菊之助さんの息子の和史くんなど、将来が楽しみな子ばかり。これから成長していく彼らがどんな舞台を見せてくれるのか。今からワクワクしています。※女性セブン2018年1月18・25日号
2018.01.16 07:00
女性セブン
松也、巳之助ら歌舞伎平成世代 次々と繰り出す新たな取り組み
松也、巳之助ら歌舞伎平成世代 次々と繰り出す新たな取り組み
 二代目松本白鸚(75才、元・松本幸四郎)、十代目松本幸四郎(44才、元・市川染五郎)、八代目市川染五郎(12才、元・松本金太郎)の三代同時襲名に加え、市川猿之助(42才)、尾上菊之助(40才)ら、市川海老蔵(40才)世代の活躍など、注目を集める歌舞伎界。次世代の台頭も目立つ。 その筆頭格が、前田敦子(26才)との熱愛で一躍、世に名が知れ渡った尾上松也(32才)である。血縁を重視する歌舞伎界で、松也はいわゆる“御曹司”ではなく、弟子筋の家系に生まれたため、その時点で大きなハンディを背負うこととなる。 そんな幼き日の松也に目をかけたのが海老蔵だった。松也の母・河合盛惠さんが語る。「海老蔵さんは昔から華があって無邪気ないい人ですよ。松也は小さい頃から海老蔵さんが大好きで、楽屋で『新之助のお兄ちゃん』と言っては海老蔵さんを追いかけ回してました。海老蔵さんからは『ずっと松也がくっついてきてうるさい』と言われましたけど、私が『それぐらい大好きなのよ』と伝えると、『そっか』と笑ってかわいがってくれました」 子役時代こそ舞台に出ずっぱりだったが、周囲からは「良い役がもらえるのは子役のうちだけ。大人になったら厳しい」と心ない言葉が耳に入ることも。その言葉通り、2005年、松也が20才の時に父・松助が亡くなると不遇の時代を迎える。「芸の虫だった主人も、いつも回ってくるのは脇役ばかりで、ストレスを溜め込んでいるように見えました。そんな主人の苦悩する姿を目の当たりにしていますから、役が付かず悶々としている松也に“大川橋蔵さんは映画に出てスターになった。あなたも歌舞伎座の外で名前を売ってみなさい”と発破をかけました」(盛惠さん) くすぶっている松也の飛躍のきっかけを与えたのも海老蔵だ。2008年のこんぴら歌舞伎で海老蔵が座頭を務めた際は、松也を一座に同行させ、大きな役に抜擢して、女形だけでなく立役も演じられることを世に示した。母の言葉や海老蔵に刺激された松也は2009年から自主公演『挑む』を年1回のペースで続けている。 歌舞伎役者が自主公演を行う意味について、ネットメディアで『恋する歌舞伎』などの連載を持つ歌舞伎ライターの関亜弓さんが解説する。「自主公演は若い役者が自らお金を出して企画を立て、普段はできない大きな役を先輩がたに教えを請いながら演じる。その中で“自分がなりたい役者”像を創り上げていくのではないでしょうか」 松也は忙しい仕事の合間を縫って、自らスポンサーを探して資金をかき集め、自主公演を実現させたという。「松也は自分の力で周囲に実力を認めてもらおうと必死でした。親友の七之助くんから“自主公演におれも出してくれ”と頼まれても、“まだ世に出ていない、自分が見出した役者と一からやってみたい”と断った。それほど自主公演に懸けていたんです」(盛惠さん) ◆斬新な取り組みを次々と成功させた中村勘三郎 その甲斐あってか、松也は2015年から“若手の登竜門”とされる『新春浅草歌舞伎』で、リーダーとして坂東巳之助(28才)や中村隼人(24才)など御曹司たちを引っ張っている。彼らの活躍が客層にも大きな影響を与えている。「若手の活躍により、劇場に足を運ぶ10代や20代の若い女性が増えています。なかでも、『スーパー歌舞伎II「ワンピース」』で存在感をみせた巳之助さん、隼人さん、坂東新悟さん(27才)、尾上右近さん(25才)の人気はめざましく、楽屋口で出待ちする女の子まで。『新春浅草歌舞伎』も世代交代がなされた当初は、みなぎるエネルギーが印象的でしたが、近年は“興行として成功させる”“お客様を楽しませる”という気概が伝わってきて非常に頼もしく感じます」(関さん) 彼らは「平成世代」らしく、SNSを活用してセルフプロデュースしたり、写真集を発売したり、積極的にテレビドラマやバラエティー番組に出演したりと、これまで歌舞伎を見たことのない層に歌舞伎の魅力をアピールして舞台に呼び込む。こうした軽やかな活動も若い世代の特徴だ。 歌舞伎界の慣習にとらわれることなく、斬新な試みを次々と成功させた先駆者といえば、亡くなった中村勘三郎さん(享年57)である。彼は生前、テレビの密着番組で弟子に対して「このお弟子さんは、一生主役をやることはできない」というナレーションに激怒したことがあった。そして勘三郎さんはこう言ったという。 「こいつが主役を張れるような時代をつくるのが、おれたちの仕事だ」 残念ながら勘三郎さんは志半ばでこの世を去ったが、その魂は海老蔵に受け継がれている。『歌舞伎 家と血と藝』(講談社)の著者である中川右介氏が言う。「歌舞伎界の頂点に立つ市川宗家の御曹司が、門閥外の実力ある不遇な役者を積極的に登用することで、家系重視の歌舞伎界が大きく変わる可能性があります」 新・染五郎を襲名した金太郎を中心に孫世代も活気づいている。特に海老蔵の息子・勸玄くんが母・麻央さんの死から約2週間後の『七月大歌舞伎』で史上最年少の宙乗りを披露した姿は、多くの人々の涙を誘った。※女性セブン2018年1月18・25日号
2018.01.15 07:00
女性セブン
香川照之の歌舞伎入りで憂き目に遭った右團次、海老蔵に合流
香川照之の歌舞伎入りで憂き目に遭った右團次、海老蔵に合流
 2017年末、久しぶりに歌舞伎界の明るいニュースがあった。二代目松本白鸚(75才、元・松本幸四郎)、十代目松本幸四郎(44才、元・市川染五郎)、八代目市川染五郎(12才、元・松本金太郎)を三代同時に襲名したのだ。三代同時襲名は37年ぶりのこと。また、二代続けての三代同時襲名は歌舞伎史上初めてだ。 そして、この三代同時襲名は「歌舞伎新時代幕開け」の序章だという声もある。この歌舞伎界新時代の旗手となるのは、市川海老蔵(40才)だといわれている。海老蔵には働きすぎの歌舞伎界において休演日を設けるよう働きかけたり、W主演を推進するなど、「働き方改革」を進めるなどの注目が集まっている。 さらに、もう1つ海老蔵が進めるのが“新たな力”の活用だ。代表的な例が憂き目に遭っていた市川右團次(54才)との合流である。 成田屋の弟子筋にあたる澤瀉屋(おもだかや)は「スーパー歌舞伎」の創設者として名を馳せた市川猿翁(78才、三代目市川猿之助)が門閥にこだわらず、一般家庭出身の役者を積極的に受け入れて育てていた。 上方の日本舞踊の家に生まれた右團次は11才で澤瀉屋の門を叩いて以降、“長男”として一門を盛り上げ、猿翁の後継者と目された。 だが、2011年に三代目の実子である市川中車(52才、香川照之)が歌舞伎界入りしたことで、右團次を取り巻く状況は一変した。「中車の歌舞伎界入りと同時に猿翁は、一度は澤瀉屋を出ていった猿之助(当時・亀治郎)を呼び戻し、四代目を継がせました。猿翁と血縁で結ばれた中車と猿之助の登場で澤瀉屋は“親族”で固められることとなりました。それは“実力主義”だった澤瀉屋にとっては一大事でした。これによって、後継者候補筆頭だった右團次さんは徐々に活躍の場をなくしていきました」(歌舞伎関係者) 苦境に陥った右團次に手を差し伸べたのは、ほかならぬ海老蔵だった。『歌舞伎 家と血と藝』(講談社)の著者である中川右介氏はこう語る。「海老蔵のサポートもあり、右團次は2017年1月に『三代目市川右團次』を80年ぶりに復活させて襲名。屋号も澤瀉屋から高嶋屋に変更しました。それによって自由度が増し、 以前から右團次は海老蔵が座長の公演に呼ばれていましたが、さらに距離は縮まり、今では存在感のある敵役として、海老蔵一座には欠かせない存在となった」 右團次はドラマ『陸王』(TBS系)に出演するなど、最近は歌舞伎以外の分野でも活躍を見せている。海老蔵、尾上菊之助(40才)、市川猿之助(42才)、松本幸四郎(44才)だけでなく、尾上松緑(42才)、中村勘九郎(36才)・七之助(34才)ら、「海老蔵世代」は働き盛り。歌舞伎界は収穫期を迎えている。※女性セブン2018年1月18・25日号
2018.01.14 16:00
女性セブン
市川海老蔵が歌舞伎界の“働き方改革”に着手、休演日設定も
市川海老蔵が歌舞伎界の“働き方改革”に着手、休演日設定も
 2017年12月11日、二代目松本白鸚(75才、元・松本幸四郎)、十代目松本幸四郎(44才、元・市川染五郎)、八代目市川染五郎(12才、元・松本金太郎)を三代同時に襲名した。 三代同時襲名は37年ぶり、二代続けての三代同時襲名は歌舞伎史上初めてのこと。そして、この三代同時襲名は「歌舞伎新時代幕開け」の序章だという声もある。 この歌舞伎界新時代の旗手となるのは、もちろん市川海老蔵(40才)だ。すでに彼はニューリーダーとしての自覚を持ち、旧態依然の歌舞伎界を変革しようと動き始めている。その1つが歌舞伎界の「働き方改革」である。『歌舞伎 家と血と藝』(講談社)の著者である中川右介氏が言う。「戦後、歌舞伎は『昼夜2部制・25日間興行』が不文律で、公演が終わっても、すぐに次の稽古が始まり、役者が休む時間はほとんどありません。売れっ子の役者ならさらに合間を縫ってテレビや映画にも出演します。市川團十郎(享年66)や中村勘三郎(享年57)が若くして亡くなったのは、いわゆる“歌舞伎座の呪い”(*注)ではなく、端的に“働きすぎ”が原因だと考える役者も少なくないのです」(*注:2010年4月に旧歌舞伎座を閉場したことを機に歌舞伎界の重鎮の死去など不幸が重なった件)“不世出の女形”と称される坂東玉三郎(67才)だが、近年はめっきり出演が減っている。一部では60代半ばとなった玉三郎にとって25日連続公演が体力的に厳しくなっているのかもしれないと囁かれている。 だが、そんな状況下でも歌舞伎界は変わろうとはしない。「(興行主の)松竹芸能としては休演日を設ければ収入減となるので1日たりとも休みたくない。昼の部か夜の部、どちらか片方でも休めばチケット代だけで3000万円の売り上げ減となり、弁当やお土産の売り上げも含めれば、さらに大きな損失となってしまうので、悪しき慣習を続けている」(中川氏) 目先の利益ばかりを優先する松竹に対して、声を上げたのが海老蔵だった。「海老蔵の祖父・十一代目團十郎も昼夜2部制に異議申し立てをしたが、他の役者が同調しなかったため、孤独な闘いを強いられ、結局胃がんのため1965年に56才で亡くなりました。 父も白血病で早くに亡くした海老蔵は祖父の遺志を受け継ぎ、不退転の決意で松竹を説得した。その結果、昨年7月に海老蔵が座長を務めた歌舞伎座公演では、昼夜1日ずつではありますが休演日が設けられました。これは歌舞伎史上に残る大事件といっても過言ではありません」(中川氏) 50年かけて祖父の“悲願”を実現した昨年7月12日、海老蔵は自身のブログにその喜びを綴っている。〈今日は歌舞伎座史上初の夜の部お休み。歴史的快挙と私はおもう。そしてこれが続く事が未来の歌舞伎役者のためでありお客様のためでもある〉 さらに今年2月に歌舞伎座で上演する『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』では、「片岡仁左衛門(73才)×玉三郎」と「海老蔵×尾上菊之助(40才)」のコンビが一日交代で出演するWキャスト方式が執られている。 海老蔵は伝統と格式を守りながら少しずつ改革を進めているのだ。「海老蔵の心中には、自分たちの下の世代、勸玄くん(4才)が中心を担う時代になった時に働きやすい環境をつくってあげたいという思いが強いのでしょう。将来の歌舞伎界まで見据えた上での新時代のリーダーらしい行動です」(歌舞伎関係者)※女性セブン2018年1月18・25日号
2018.01.13 16:00
女性セブン
市川海老蔵の團十郎襲名は既定路線 “新・團菊”揃い踏みも
市川海老蔵の團十郎襲名は既定路線 “新・團菊”揃い踏みも
 400年の歴史を誇る伝統芸能の歌舞伎だが、2017年は暗いニュースが目立った。5月に中村獅童(45才)の肺腺がんが見つかり、6月には市川海老蔵(40才)の妻・小林麻央さん(享年34)が乳がんのため、この世を去った。10月には『スーパー歌舞伎II 「ワンピース」』の公演中の事故で市川猿之助(42才)が左腕開放骨折という役者生命を脅かす重傷を負った。 そればかりではない。近年、歌舞伎界を襲う不幸は止まらない。中村勘三郎さん(享年57)、市川團十郎さん(享年66)、坂東三津五郎さん(享年59)と、歌舞伎界は相次いで巨星を失っている。「この“負の連鎖”は2010年4月に旧歌舞伎座を閉場したことを機に不幸が重なったため、“歌舞伎座の呪い”と呼ばれています。暗い話題が続いた歌舞伎界にとって、高麗屋の三代同時襲名は久々の明るいニュースとなりました」(歌舞伎関係者) 2017年12月11日、二代目松本白鸚(75才、元・松本幸四郎)、十代目松本幸四郎(44才、元・市川染五郎)、八代目市川染五郎(12才、元・松本金太郎)を三代同時に襲名した。三代同時襲名は37年ぶり、二代続けての三代同時襲名は歌舞伎史上初めてのことである。そして、この三代同時襲名は「歌舞伎新時代幕開け」の序章だという声もある。「歌舞伎の興行主の松竹としては、日本の伝統文化である歌舞伎を2020年の東京五輪で世界にアピールしたいという思いがあります。その時、歌舞伎界トップの『市川團十郎』が不在という事態は何としても避けたい。そのため東京五輪までに海老蔵が十三代目を継ぐのは既定路線といわれています。その際は海老蔵の息子・勸玄くん(4才)が『八代目市川新之助』を襲名するダブル襲名になるでしょう」(前出・歌舞伎関係者) 市川宗家・成田屋に受け継がれる「市川團十郎」は、歌舞伎界で最も権威のある大名跡であり、2013年に十二代目が逝去後は空位のままとなっている。新・團十郎誕生を盛り上げるため、水面下ではこんな壮大な計画が進んでいるという。「高麗屋の三代同時襲名の後、團十郎との『團菊』コンビで知られ、成田屋と並ぶ名門・音羽屋の尾上菊之助(40才)が『八代目尾上菊五郎』を襲名するという構想があるようです。『菊五郎』を海老蔵と同じ年の菊之助に継がせることで、團十郎襲名への地ならしにもなる。海老蔵と菊之助で『新・團菊』の揃い踏みとなれば、これほどおめでたいことはありません」(前出・歌舞伎関係者) 東京五輪に向けて、高麗屋、音羽屋、成田屋と歌舞伎の名門が立て続けに代替わりする。何ともドラマティックな筋書きである。※女性セブン2018年1月18・25日号
2018.01.12 16:00
女性セブン
歌舞伎・高麗屋の三代同時襲名 白鸚と吉右衛門共演に期待
歌舞伎・高麗屋の三代同時襲名 白鸚と吉右衛門共演に期待
「高麗屋!」。雲ひとつない師走の空の下、東京・浅草寺に紋付き袴姿の3人が姿を見せると、沿道を埋め尽くした1万5000人の大観衆が揃って大きな掛け声を口にした。 12月11日に行われたのは、1月から二代目松本白鸚(はくおう・75才、元・松本幸四郎)、十代目松本幸四郎(44才、元・市川染五郎)、八代目市川染五郎(12才、元・松本金太郎)を三代同時に襲名した3人の成功を祈願する「お練り」だ。お囃子や芸者衆など、総勢80人を引き連れて、雷門から本堂までの仲見世通りを笑顔で手を振りながら練り歩くと、浅草は祝福ムードに包まれた。 早速ご利益があったのか、1月2日から歌舞伎座で始まった襲名披露興行『壽 初春大歌舞伎』は好評を博す。 三代同時襲名は37年ぶり、二代続けての三代同時襲名は歌舞伎史上初めてのことであり、新年の幕開けを飾るにふさわしい慶事となった。大名跡を継いだ新・幸四郎が本誌・女性セブンにその決意を語った。「『染五郎』としての“これまで”を認めていただいたからこそ、この襲名を許されたと思っておりますので、これまでの自分を信じて邁進していきます。いつの時代にも受け入れられた古典の傑作を傑作として体現しながら、歌舞伎の新たな可能性も追求していきたいと思っております」 三代同時襲名で歌舞伎ファンの楽しみは増える。「今回の襲名によって、実の兄弟にもかかわらず、出生時の因縁によって“共演NG”が囁かれてきた白鸚さんと中村吉右衛門さん(73才)の共演が可能になるかもしれません。因縁の真相はわかりませんが、これまで共演が少なかったのは、それぞれが高麗屋、播磨屋というお家を背負って舞台に立ち続けてきたため。自由な立場となった白鸚さんが積極的に吉右衛門さんに働きかけるのではないかとファンは胸を躍らせています」(40代歌舞伎ファンの女性) まさに歌舞伎ファンにとっては“お年玉”となった三代同時襲名だった。※女性セブン2018年1月18・25日号
2018.01.09 16:00
女性セブン
櫻井翔、三浦春馬、はるな愛も…赤坂御用地での知られざる宴
櫻井翔、三浦春馬、はるな愛も…赤坂御用地での知られざる宴
 冷んやりとした風やコオロギの鳴く声に秋の気配を感じる頃になると、「秋の園遊会」の季節だ。今年も11月上旬に開催が予定されている。園遊会とは、毎年春と秋の2回、東京・元赤坂の赤坂御用地内にある庭園「赤坂御苑」で開かれる天皇皇后両陛下主催の宴会のこと。皇族方が一堂に会する重要な行事でもある。「園遊会は1953年に始まり、60年以上にわたって行われています。招待されるのは国会議員や各県の知事、議長のほか、芸術、スポーツなど各界で活躍した人やその配偶者など総勢2000名以上の人たち。伝統と格式のある園遊会に招待されるのは栄えあることで、和服姿でビシッと決める女性招待客が多いですね」(皇室ジャーナリスト) ずらりと並ぶ招待客の前に、両陛下を筆頭に皇族方がゆっくりと歩みを進められ、お声がけをされて懇談を楽しまれるシーンはテレビでもおなじみだ。 園遊会には芸能人も招待されて花を添える。近年では黒柳徹子(84才)、北大路欣也(74才)、松任谷由実(63才)、EXILE・HIRO(48才)ら大物が招待客に名を連ねた。「主催こそ両陛下ですが、招待客を決めるのは“お役所”です。内閣府が各省庁からの推薦を取りまとめて、宮内庁に招待リストを提出して招待客が決定されます」(前出・皇室ジャーナリスト) つまり、招待客と皇族の個人的なつながりは考慮されず、あくまで活躍や話題に応じてお声がかかるのが基本。その点、昨春の園遊会に招待された黒柳は例外のケースだろう。「黒柳さんは美智子さまと個人的に長い交流を持たれています。おふたりの年齢は1つ違い。約40年前に黒柳さんが米国のろう者劇団を日本に招聘した際、美智子さまが公演を鑑賞されて以来のおつきあいだそうです。黒柳さんがプライベートで頻繁に皇居に招かれ、美智子さまとお茶を飲みながら語らわれていることは有名です」(ベテラン皇室記者)◆御用地内のワインパーティー ほとんど知られていないが、黒柳のように、皇族のお住まいをプライベートで訪れる芸能人は少なくない。いわゆる“お忍び訪問”である。宮内庁関係者が振り返る。「2、3年ほど前ですが、嵐の櫻井翔さん(35才)が赤坂御用地を訪ねたところを目撃されています。御用地内で『園遊会』のようなイベントがあったわけではないので、宮邸を個人的に訪ねられたのでしょうね」 赤坂御用地は皇居から車で5分ほどの距離にある。外周約4km・敷地面積約50万平方メートルという緑あふれる広々とした敷地内には、前出の庭園「赤坂御苑」を中心に、皇太子ご一家の住居である東宮御所や秋篠宮邸、三笠宮邸、高円宮邸などがある。「赤坂御用地はさながら、“皇族の住宅街”で、皇族同士が思いがけず顔を合わされることもあるといいます。皇太子ご一家が散歩中に秋篠宮邸を訪れて、お茶を飲まれることもあったそうです」 (前出・皇室ジャーナリスト) 敷地の内外には厳重な警備体制が敷かれており、一般人は許可なく立ち入ることはできない。ただ、皇族の許可さえあれば、敷地内への立ち入りを許される。芸能人が御用地を訪ねるのは概ねこうしたパターンだ。「皇太子ご一家や秋篠宮ご一家は立場や格式もあるので、世間的に目立つような芸能人との交流はご遠慮されているようです。その一方で、三笠宮家や高円宮家の皇族方は比較的ご自由に芸能人とも交友関係を持たれているそうですね」(別の宮内庁関係者) たとえば、高円宮妃久子さまは交友関係が広いことで知られる。久子さまは日本赤十字社名誉副総裁に加え、日本サッカー協会名誉総裁、日本ホッケー協会名誉総裁などスポーツ界とのかかわりが深く、各種イベントやパーティーで幅広く交流活動を行っている。「ワインを嗜むのが好きな久子さまはとても社交的なおかたで、赤坂御用地内の高円宮邸に各界のお客さまを招待してよくパーティーを催されていますよ。その場には政財界の名士のかたがたのほか、芸能人のかたが出席されて久子さまと交流されることもあるそうです」(前出・別の宮内庁関係者) 三笠宮家には彬子さまと瑶子さまの2人の女王がいらっしゃり、それぞれに幅広い交友関係をお持ちだ。「俳優の三浦春馬さん(27才)は数人の関係者たちと一緒に、三笠宮邸にご招待されたことがあるそうです。また別の機会には、有名ハーフモデルタレントや若手人気ロックバンドのメンバーを赤坂御用地で見かけたことがあります。彼らも三笠宮邸で女王さまが開かれたパーティーに出席されたそうです」(前出・宮内庁関係者)◆歌舞伎役者やはるな愛も… この9月には、市川海老蔵(39才)の息子の勸玄くん(4才)と伯母の小林麻耶(38才)が赤坂御用地を訪ねたという。「麻耶さんと勸玄くんは、高円宮家の承子女王や絢子女王とご縁があるようです。そもそも伊勢神宮で奉納の舞をしたり、皇室をテーマとする作品も多いため、伝統芸能と皇族のかかわりは深い。海老蔵さんの母・希実子さんが学習院大を卒業された縁で、成田屋には学習院関係者だけで組織された特別後援会があり、そこが皇族とのルートになることもあるそうです。 彬子女王の歌舞伎好きも有名で、亡くなった中村勘三郎さんとは家族ぐるみのつきあいでした。彬子女王は、勘三郎さんの息子・勘九郎さん(35才)や市川染五郎さん(44才)とも懇意にされています」(梨園関係者)“変わり種”ではニューハーフタレントのはるな愛(45才)も、ある女王と親しいそうで、パーティーなどでしばしば宮邸を訪れるという。 なぜ女王たちは芸能人と親しくなるのか。前述の久子さまのように、皇族はさまざまな団体のイベントやチャリティー活動に出席するため自然と交流範囲が広がり、著名人と知り合う機会が多いことが1つの理由だ。「若い女王たちは夜遅くまで御用地の外で飲まれることもありますが、立場やセキュリティーの関係で近所の居酒屋というわけにはいかず、プライベートが守られる隠れ家的な高級飲食店になりがちです。そういうお店には素性を隠したがる芸能人も集まるので、必然的に出会いの機会が増えるそうですよ」(前出・別の宮内庁関係者) ちなみに嵐・櫻井が赤坂御用地を訪れたのも、ある女王に招待されたからだとか。 愛子さまは音楽番組をよく見られ、学校ではご学友と嵐のメンバーの話をするそうだが、ひょっとしたら、御用地でバッタリ遭遇したことがあるのかもしれない。※女性セブン2017年10月26日号
2017.10.13 16:00
女性セブン
六本木歌舞伎の舞台に立った寺島しのぶ 海老蔵がオファー
六本木歌舞伎の舞台に立った寺島しのぶ 海老蔵がオファー
「イヤな渡世だなァ…」。市川海老蔵(39才)が演じる座頭市の決め台詞である。2月4日、海老蔵が主演する六本木歌舞伎「座頭市」が東京・EXシアター六本木で始まった(20日まで)。 六本木歌舞伎は、海老蔵が歌舞伎の新境地を開くべく始めた舞台。第二弾となる今回は、脚本・リリー・フランキー、演出・三池崇史という異色のコラボで、海老蔵が得意の「目力」を封印し、盲目の座頭市を演じる。今回の公演に先駆けて、海老蔵は「歌舞伎と女性」についてこう語っていた。《歌舞伎が今の形になってから二、三百年という月日が経ってそろそろ考え直す時期がきていると思うし、垣根というものがありますが、本来はそれがないはずだと僕は思っています。(中略)性別を理由に女性が歌舞伎をできないことが、僕にはわからなかったんです》(「座頭市」パンフレットより、以下《》内同) 今回、1人の女性が女人禁制とされる歌舞伎の舞台に立った。名門・音羽屋の長女・寺島しのぶ(44才)だ。 寺島の父は人間国宝である尾上菊五郎(74才)、母は女優の富司純子(71才)。歌舞伎の名家に生まれた彼女が最初に試練を味わったのは5才の時。音羽屋の跡継ぎとなる弟・尾上菊之助(39才)の誕生がきっかけだった。寺島はこう述べている。《歌舞伎の家に女として生まれるということは、私にとってすごく過酷だったんですよ。弟が生まれるまでは「蝶よ花よ」となんでもやらせてもらいましたが、五年後に弟ができると、がらりと世界が変わる。それはまるで天変地異のようでした》 恋路でも深い痛手を負った。幼なじみの市川染五郎(44才)と結婚を視野に入れて交際し、“歌舞伎役者にはなれなくても、梨園の妻に…”と願ったものの、2003年に染五郎が資産家令嬢と結婚。またも歌舞伎にかかわる道は閉ざされた。 その後、女優として大活躍することなった寺島は、2007年にフランス人のアートディレクター、ローラン・グナシアさん(49才)と結婚し、2012年に長男・眞秀くん(4才)が生まれた。 結婚会見で「男の子ができたら歌舞伎役者にしたい」と宣言していた通り、実際に眞秀くんには早くから歌舞伎の英才教育をはじめつつ、父の菊五郎にもその意思を伝えていた。 寺島はようやく“母として”歌舞伎界とかかわっていく道を見つけたようだった。「もし息子が本気で歌舞伎役者を目指すと言うなら、私は母として覚悟を決め、女優の仕事はセーブする」とまで周囲に語るようになった。「2015年5月に眞秀くんは菊五郎さんに連れられて歌舞伎座デビューを果たしました。昨年、取材会で菊五郎さんが、『音羽屋の大名跡である“梅幸”を眞秀くんに継がせる』と発言した際は大きな話題になりました。“本流”である菊之助さんの長男・和史くんではなく、“ハーフの歌舞伎役者”である眞秀くんが大名跡を継げば、それは大事ですからね」(歌舞伎関係者) 今年5月の「團菊祭」(歌舞伎座)で眞秀くんは正式な初お目見えをする予定だ。その晴れ姿を寺島は誰よりも心待ちにしている。 今回の六本木歌舞伎は歌舞伎座や国立劇場で行う正調の歌舞伎とは異なる。だから寺島が舞台に立てたのだが、その演技には歌舞伎のプロたちも舌を巻いた。「しのぶさんは花魁と盲目の少女の二役を演じます。実は昨年11月末の制作発表の時点ではリリーさんが脚本を書き上げておらず、上演直前まで振り付けが変わるなど、かなりバタバタの進行でした。それでも、彼女の身のこなしや立ち居振る舞いは見事の一言。女性そのままではなく、歌舞伎の女形を演じきっています。初めての歌舞伎の舞台とは到底考えられないレベルです。花魁の出来には、歌舞伎専門の演出スタッフも思わず息をのんだほど。しのぶさんの歌舞伎への執念を見た思いでした」(舞台関係者) 座頭市(海老蔵)に一目惚れした花魁(寺島)は、女郎宿に市を呼び出し、妖艶な仕草で迫る。手を握り、帯をほどき、腰に跨またがって…。アドリブを交えた海老蔵と寺島の息の合った絡みは、聴衆を甘美な世界へと誘う。今回、寺島の挑戦は、海老蔵からのオファーだったという。「今回の出演は眞秀くんの将来にとって“成人してから歌舞伎の舞台を踏んだことのある母親”として大きなプラスになると考えたようです。それに40年、歌舞伎への憧れを抱えて生きてきたわけですから、何より自分がその舞台に立てるという喜びも大きかったでしょう。寺島さん、本当にイキイキとしてました。 六本木歌舞伎は生前の中村勘三郎さんから『どうせなら地球を投げ飛ばすくらいの荒事をやってみろ』とハッパをかけられた海老蔵さんが、“新しい時代に合った新しい歌舞伎を創る”ことを目指して始めたものです。歌舞伎の名門中の名門、成田屋の大黒柱である海老蔵さんは、歌舞伎界での発言力はずば抜けて強いし、まだ若いので行動力もある。 女性の役者にとって大きな一歩になるかもしれません。海老蔵さんを自分の味方に陥落させてしまうのは、さすが寺島さんです」(前出・歌舞伎関係者) 1滴1滴、ポタリポタリと落ちる水滴が長い年月をかけて、強固な岩盤を穿うがつことがある。今回の寺島の挑戦は、硬い岩盤を穿つ最初の1滴となり得るのかもしれない。海老蔵はこう言う。《しのぶさんは日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を取ったり、(中略)僕たちには経験できない世界を体験している。だからこそ、あとは歌舞伎しかないというのが、僕の個人的な意見です。》 花魁となった寺島は六本木歌舞伎の舞台でこんなせりふで“見得”を切っている。「この世でいちばん怖いのは、鵺(ぬえ)でもなく、築地のなまずでもなく、女でありんす」──。※女性セブン2017年2月23日号
2017.02.10 07:00
女性セブン
NEWSポストセブン
梨園の常識は世の非常識 歌舞伎役者は艶聞に事欠かない
 中村橋之助(51)と京都の芸妓・市さよとの不倫が発覚したが、時代は現代に移り変わっても、歌舞伎役者たちは艶聞に事欠かない。市川海老蔵(38)は、いまでこそ乳がんと闘う妻・小林麻央を献身的に支える夫のイメージが強いが、結婚前は米倉涼子に始まり、佐藤江梨子、高岡早紀ら名だたる美女との熱愛が報じられた。 今年、藤原紀香と結婚した片岡愛之助(44)も故・つかこうへいの娘である愛原実花や熊切あさみとの交際で世を賑わした。 2012年に57歳の若さで急逝した中村勘三郎は歌舞伎界きっての艶福家で知られ、若かりし日の故・太地喜和子から始まり、大竹しのぶ、宮沢りえ、椎名林檎、石川さゆりと亡くなるまで浮いた噂が消えることはなかった。 一方でトラブルも少なくない。市川猿翁(76)は初恋の相手だった故・藤間紫のことが忘れられず、妻の浜木綿子と、まだわずか1歳だった息子・香川照之を置いて出奔する。この親子が雪解けするまでには45年の歳月を要した。 故・坂東三津五郎は寿ひずるとの婚姻中に近藤サトと不倫が発覚。三津五郎は泥沼の離婚協議を経て近藤と再婚したものの、一門や家族の大反対にあいわずか1年7か月で離婚した。 竹内結子と“デキちゃった婚”をした中村獅童(44)は結婚2年目に飲酒運転と信号無視で書類送検された。このとき、助手席に乗っていたのが元カノの女優・Aだった。この事件をきっかけに竹内と離婚した。 前述した通り、華やかな女性遍歴を持つ勘三郎も唯一暗い影を落としたのが、宮沢りえとの関係だった。不倫疑惑が浮上した際、勘三郎は「不倫ではなく可倫だ」という迷言を残した。 歌舞伎役者には“血を守る”という使命もあるためなのか、「隠し子」が存在した役者も多い。 1997年、市川染五郎(43)は6歳年上の元女優との間に隠し子がいたことが発覚。2003年には海老蔵も隠し子の存在が明らかになる。大河ドラマ主演中だっただけに大騒動となった。また2011年には愛之助も京都のホステスとの間に男子をもうけていたことが報じられた。 隠し子の存在も仰天だが、それ以上に世間を驚かせたのが、彼らの浮き世離れした発言だった。海老蔵は「子供の頃から歌舞伎の世界におりまして、これが普通だと思っておりました」と平然と言い放ち、愛之助は「世間一般でもあること。職業柄、大きく取り上げられるだけ」と悪びれるそぶりもなかった。 これぞまさに「梨園の常識は世間の非常識」なのか。 こんなエピソードもある。2002年、人間国宝・坂田藤十郎(84)は50歳年下の舞妓との不倫発覚と同時に、“開チン”写真が流出した際の釈明会見で「お恥ずかしいなぁ~。私が元気だと証明するみたいで」「世の男性方にも頑張ってもらいたいね」と、ケロッと話した。 一般社会であれば、「不倫」「隠し子」などは、社会的に抹殺されかねない大問題であるが、歌舞伎の世界では「日常」なのだ。※週刊ポスト2016年10月7日号
2016.09.28 16:00
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