コラ画像はネットで大人気に
照英:いえ、それから収入は数倍に増えたんです。すっごく増えました。コマーシャルもバンバン入ってきて。パパキャラでバラエティーの仕事もくるし、旅番組からドキュメンタリーも入ってくる。収入がゼロになるんじゃないかって怖くて震えたけど、飛び込む勇気があってよかったなって。あのままいっていたら、役者で埋もれていたかもしれない。
言うのはタダだから言っちゃいますけど、もしかしたら映画で主演を張って、いい映画で海外に出て行って、ハリウッドに進出していてたかもしれない。体を鍛えて、ハリウッドにもいきたいなって今は夢を持っているんですけどね。
――ところで、ネットの世界でもコラ画像とか、照英さんをよくお見かけしますね。
照英:それもひとつの転機ですよね。自分がネットを知らなかったから、なんですかそれ、ということから発生したものが大きくなっていったんですよね。知らない部分を教えてくれたことに関しては、ネット界の皆様には「ありがとうございました」という言葉をかけたいです。自分の画像がいじくられていて、そこから派生して、ゲーム業界の仕事をさせてもらったりもした。仕事につながってるんですよね。
――ネットでは、自分のどのあたりがウケていると思いますか?
照英:全然わからないですね。自分のコラ画像を見て、笑ったことがないんですよ。コラ画像とか作ってくれる人に、面白さがわからないと伝えてほしいですね。2、3年前にブームになった時に、なにが面白いのかさっぱりわからなかったんですよ。
今、ブームは終わりましたから、今でも作ってる人には、コラを作る時間で他の好きなことやったほうがいいですよ、と言いたいですね。裏を返せば、それくらいぼくのことが好きなら、とことんやってほしいなというのはありますけど。ぼくのこと、好きならですよ(笑い)。止める権限はないですから。
ただ守ってほしいのは、パブリシティー権とか著作権、肖像権というのがあって、それは法律に触れることなので。楽しんでやってほしいけど、権利の問題があるから、そこは守ってやってほしいなって思います。
――ツイッターとかフェイスブックをやる気はないんですか?