元々はやり投げの陸上選手として活躍
照英:わざと泣いたことは1回もないんだけど、ディレクターさんが編集でいじくるから、そうなっちゃったんですよ。素敵な涙を流しているつもりでいるのに、素敵じゃなくなっちゃったみたいな(笑い)。うちの子供ですら、小学3年生の長男と保育園の年長の長女なんだけど、ご飯を食べながら手を叩いて「パパ、また泣いた!」って笑ってるから。でもぼくは、それでいいと思ってるんですよ。
――家では泣かないんですか?
照英:泣くんですよ~。運動会で頑張って活躍して帰ってきた時とか、「よく頑張ったね、パパ嬉しかったよ」って言いながら泣いちゃったりするんです。子供が頑張った時によく泣きますね。妻に対しては泣かないけど、子供が一生懸命頑張ったとか、テストで100点とったときとか。
この間も、漢字テストで、涙を流すくらい頑張って勉強していたんです。それで初めて100点をとって帰ってきたんです。嬉しくて、最初見せてもらった時に泣いて、本を読んであげて電気消して寝る前に「頑張ったな」って、またポロポロ泣いて。
――なぜ、そんなに泣いてしまうんですか?
照英:そのときは100点の重みですよね、努力してきたからこそとれたという。「頑張れば必ず結果が出る、あきらめるなよ」というのが、うちの家訓なんです。女房にもですけど、あきらめなければなんでも叶う。誰かがいつか認めてくれる。ということをよく言ってるんです。子供は、女房にも自分にも「勉強しなさい」と言われながら、泣きながら勉強して、100点取ったんですよね。
8才だけど人生で初めてテストで100点とった。「100点、何人いた?」と聞いたら、小声で「3人くらい…」って言うんです。「そんな遠慮して言わなくていいんだよ、3人って胸をはっていいんだよ。君はその中のひとりで、トップに立ってるんだよ。合格です!」って言いながら涙を流してね。それだけでいい、ほかの科目は負けたっていいんだよ。子供と一緒にポロポロ泣きました。
――こんなお父さんに育てられたかった!