スポーツ

愛甲猛氏 「わざと骨折」等横浜高時代の壮絶エピソードを語る

愛甲猛氏が語る横浜高校時代の壮絶エピソード

 名門・横浜高で1年生からエースに君臨。3年時の1980年夏の甲子園大会では、決勝戦でアイドル投手として人気を得ていた早実の荒木大輔に投げ勝ち優勝する。その栄光の陰には、今だから語られる壮絶な経験があった。エースとして横浜高校を優勝に導き、プロ入り後は野手として活躍した愛甲猛氏が、当時の横浜高校の野球部の厳しさを振り返る。

 * * *
「悪ガキ」と呼ばれ始めたのは中学時代。悪事といわれるものはこの頃にほとんどやった。女性関係も派手にやっていた。とにかく年上の女性から人気があったからね。

 でもこんな俺が甲子園に出場できたのは、横浜高に行ったからだと思っている。横浜に進学したきっかけは、中3の時の横須賀大会だ。主審が偶然、渡辺元智監督(当時は部長)の知り合いで、夏休みにセレクションを受けることになり一発合格した。当時は当たり前だった特待生で入学金も授業料も免除。

 実は逗子開成と鎌倉学園も候補に挙がっていたが、横浜が全寮制なのに対して他は通学制。通学ではそれまでの生活が改まらず、甲子園に出場できていたかは疑問だ。横浜入学で俺の人生が変わったと思っている。

 横浜での生活は地獄だった。朝から晩までずっと走りっぱなし。シゴキのような練習が毎日続いた。あまりの練習のキツさに、ある部員は練習を休むために自分の足にわざと鉄アレイを落として骨折した。

関連キーワード

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン