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下流老人にならないための備え 3つの銀行口座を使い分ける

 生活保護を受給せざるを得ないような生活レベルで暮らす「下流老人」はもはや他人事ではない。そうならないためには老後への備えが必要だ。では、お金を貯めようと、やみくもにせっせと貯蓄に走ればいいかといえばそうではない。家計再生コンサルタントの横山光昭さんは「挫折せず、長く続けられる方法をとった方がいい」とこう話す。

「貯蓄云々の前に、意外と自分が今どれだけ収入と支出があるかわかっていない人が多いんです。まずは現在の収入と支出をしっかりと把握して、お金を“整理”することから始めましょう」

 そのために、横山さんが推奨するのは、3つの銀行口座を目的別に使い分けることだ。

【使う口座】
 毎月の生活費を入れておく口座。夫の給与振り込み口座にして、公共料金や子供の教育費などの引き落としをこの口座に集約すれば、毎月の生活費は通帳1冊で管理できる。

「生活費の1.5か月分の残高を常に口座に残しておきましょう。たとえば、毎月30万円の生活費なら、45万円入れておく。急な出費があっても口座に予備のお金があれば、貯蓄に手をつけないで済みます」(横山さん)

【備える口座】
万が一の時にだけ使う口座。6か月分の生活費を入れておくのが目安だという。

「夫の病気やけがなど、大きな家計のピンチに備える口座です。半年分の生活費があれば、生活の立て直しは可能です。いざという時にすぐ下ろせるように普通預金か定期預金で持っておきましょう」(横山さん)

【増やす口座】
「前述した2つの口座を使ってお金の整理をすれば増やす口座にまわせる金額がわかります。老後資金の準備に最適の口座です。この口座は証券会社に開いてもいいでしょう」(横山さん)

 証券会社の口座は、お金を入金しておくだけで、銀行より高い金利がつくところが多い。例えば、SBI証券の「ハイブリッド預金」の金利は、0.07%。0.02%しかつかない大手銀行の普通預金の3倍以上もある。さらに預金保険制度の対象なので1000万円までの元本保証がある。

※女性セブン2015年10月1日号

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