――どんなデートをしているのでしょうか?
松村:ごはんを食べて話したり。だから、デートじゃないかもしれないし。ホントに、好きだとか、つきあってくれとか言ったことがないから、尊敬する友達ですよね。恋人ではないです。向こうも信頼してくれていると思いますし。
――松村社長ご自身に再婚願望などはあるのでしょうか?
松村:したいですよ。いずれは。でもどうなるかわからない。子供もいるしね。
――お子さんとは頻繁に会って交流しているのでしょうか?
松村:ちょこちょこ会っていますね。子供は本当に天才で、下の子は中学1年なんですけど、小学校6年の時にゲームで中学生全員やっつけて神と呼ばれて、ゲームはめっちゃ強いです。YouTuberになりたくて、英語ができないと世界的なYouTuberになれないからって英語を勉強したらクラスで1番になっちゃって。俳句も日本一ですから。小学生で、書いた俳句が日本一になっちゃって。
――将来が楽しみですね。ご自身にとって一番大事なものとは何でしょうか?
松村:やっぱり子供ですね。長男には「勉強すんなよ。ゲームだけやっとけよ」と言っています。やはり秀でるものがないと。上場ゲーム会社の社長に、うちの息子を早く取ってくれ、早く働かせてくれと言っています。15才の上の娘は、描いた絵が港区のコミュニティバスの『ちぃばす』に使われたことがあったり、すごいんですよ。幼稚園はプリスクール行って、小学校中学校は公立に行って、お受験なんてやってないです。でも急にアメリカのNYに行きたいって言い出して、この9月からNY行っちゃいました。
――子育て方針はありますか?
松村:親ばかです。何もしてないですし、何もいわないです。欲しい物は買ってあげて。ただ、好きなことをやってほしいですね。娘には、美術や芸術は儲からないので漫画家になってほしいです。下の子はゲームクリエイターです。僕は周りに、「親バカ宣言」してます。
【松村厚久(まつむら・あつひさ)】
1967年3月29日生まれ。高知県出身。日本大学理工学部を卒業後、サービス業を極める目的で日拓エンタープライズに入社。95年に退社し独立。日焼けサロンチェーンを展開し、成功を収める。2001年に飲食業界に参入。「外食アワード2007」受賞。2010年、100店舗100業態を達成。飲食業界のタブーに挑み、食とエンタメの融合を成功させ、「フード業界のファンタジスタ」と呼ばれる。2015年、東証第一部上場。
撮影■疋田千里