テレビの街頭インタビューで酔ったサラリーマンが好き勝手に話しているなんてことはよくあるが、その影響力は想像以上だという。埼玉県に住むパート勤務の女性Mさん(33才)は、38才の夫にテレビでいろんなことを言われてしまったという。
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今日はいったいどうしたのってくらい、いろんな友達から携帯に連絡がきたの。それもすべて同じ用件で、「昨日のテレビ、見たわよ」というもの。「すごかったわねぇ」と言う人もいる。
「何のこと?」と友達にメールすると、「あなたんとこのご主人が深夜番組のインタビューに答えていたのよ」と。
「怖いものは?」というレポーターの問いに「そりゃあ、嫁さんだよ」と答えた、だけじゃない。「よく覚えてないけど、すごいこと言ってた」って。
ダンナは「なんの話?」ってとぼけてたけど、見逃すわけにはいかないでしょ。その番組を録画した友達を探し出して、見たわよ。
するとベロンベロンに酔ったダンナが、画面いっぱいに映って「嫁さんより怖いものなんてこの世にありましぇーん。どこが? ひゃははは。性格が鬼で、腕力はライオン。それが逆毛立てて怒ったら、ひいい~っ。この前なんてネ。こんなにぶっとい大木を素手でなぎ倒して、いやもうすごい力」ですって。
あの日以来、もちろんダンナは外飲み禁止! 毎晩、家でつまんなそうに缶チューハイをすすってるわ。
※女性セブン2015年10月8日号