「数か月前まではIT企業に広報として勤務してました。美人だけど普通のOL。彼女は“リッチなスポンサーがいる”といっていましたが、それも嘘だと思います。食事をおごってくれる男性は数人いたでしょうけど、収入は給料と偽ブランド品を売ったお金ぐらいじゃないですか。高級住宅地の東京・白金に住んでいることをアピールしていましたが、実際は1LDKで家賃16万円ほどのマンション。自慢するほどのセレブ生活とはほど遠かったですよね」
『自分のついた嘘を真実だと思い込む人』(朝日新書)の著書がある精神科医・片田珠美氏はこう語る。
「彼女は『空想虚言症』の典型です。現実では満たされない自己愛と承認欲求という欲望を、空想の中で満たそうと語っているうちに、現実と空想を混同してしまったんです。『STAP細胞』があったらいいという願望を、あたかも本当のように語った小保方晴子さんと同じです。
心理学的には、女性は他人の注目を集めれば集めるほど『自己確認』ができます。豊満な体を強調した写真を載せることによって、男性の目線を集めて自己顕示欲を満たし、同時に自己確認したかったのでしょう」
※女性セブン2015年11月26日号