国内

スカート覗き事件の側溝 成人男には無理があるサイズだった

 盗撮が卑劣な犯罪行為であることは論を俟たない。が、その男の盗撮にかける執念はインターネット上で大きな話題を呼び、いつしか「側溝マン」という愛称までついてしまった。
 
 11月9日、兵庫県東灘区の道路わきの側溝内に身を潜め、女性のスカートの中をのぞこうとした容疑で28歳会社員が逮捕された。「側溝マン」である。
 
 事件が起きたのは8月16日。通りかかった女性が、側溝の網状のふたから髪の毛が出ているのに気付き、視線を向けたところ、中にいた彼と目が合ったため、警察に通報したという。彼は警察官に側溝内から引きずり出された。持っていたスマートフォンにはスカート内を盗撮したとみられる動画や画像が数十件残っていたという。

 彼に「側溝マン」との異名が付いたのは、今回が初犯ではなく、2年前にも東灘区の別の側溝でのぞきを行ない、逮捕されていたことがわかったからだ。2年前の逮捕時には、「生まれ変わったら道になりたい」と供述していたという。この盗撮にかける思いが凝縮された発言は現在、ネット上で流行語となり、拡散されている。
 
 本誌記者が実際に今回の犯行が起こった現場に行ってみると、側溝の近くには女子校や女子大があり、女性の歩行者が多い。側溝のふたの上を通る人も多く、のぞきをするには確かにベストポジションなのかもしれない。
 
 だが、側溝のふたはわずか55センチ×35センチの幅、深さは60センチ程度しかなく、成人男性が身を忍ばせるには無理がある。

 そこに彼は午前3時頃から入り、警察官に引きずり出される8時前まで、約5時間もその中に潜んでいたというのだ。わざわざ女性のスカートの中をのぞくためにと考えると、異常な執念というほかない。
 
※週刊ポスト2015年11月27日・12月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン