コラム

身近な事象と経済の関連性 『笑点』視聴率は景気と反相関?

 私たちの生活において身近な事象と経済には、どんな関連性があるのか。内閣府の「景気ウォッチャー調査研究会」委員など主要な景気調査の委員を歴任し「景気のジンクス」を読み解くスペシャリストとして知られる、三井住友アセットマネジメント理事・チーフエコノミストの宅森昭吉氏が解説する。

 * * *
 景気や株価を予測するうえで参考になるのは、経済指標や金融政策ばかりではない。スポーツの結果やテレビ番組の視聴率といった身近な事柄も密接に関連している。

 たとえば、注目度の高いスポーツの結果と株価はたびたび不思議な連動を見せる。この秋、ラグビーワールドカップで日本代表が、過去2度の優勝を誇る強豪南アフリカ代表を下した。ラグビーは番狂わせが起こりにくいスポーツだけに日本のみならず海外メディアも大金星として大きく報じた。

 注目の次戦、対スコットランド戦は地上波で14.6%もの視聴率を集めたが、結果は敗戦。期待されただけに落胆も大きく、翌日の日経平均株価は498円も下落してしまった。それでも、次のサモア戦で勝利すると翌営業日の日経平均は持ち直し280円上昇した。

 最終戦のアメリカ戦は勝利したものの、一次リーグ敗退がすでに決まっていたため注目度は低く、翌営業日の株価は203円安に沈んだ。もし、ポジティブサプライズとなった南アフリカ戦の翌日が平日なら、株価はかなり上昇したと予想されるが、残念ながらシルバーウィークの最中だった。

 こうしたデータに対し、単なるこじつけだと断じるのはたやすい。しかし、18年前の1997年、サッカー日本代表が初のワールドカップ出場を決めた試合の翌日、日経平均株価は1200円も上昇した。この日は北海道拓殖銀行の経営破綻が発表され大暴落してもおかしくなかったが、これほどの上昇を記録した理由は「ジョホールバルの歓喜」によって人々のマインドが好転したためとしか考えられないのだ。

トピックス

元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン
5月6日、ニューメキシコ州で麻薬取締局と地区連邦検事局が数百万錠のフェンタニル錠剤と400万ドルを押収したとボンディ司法長官(右)が発表した(EPA=時事)
《衝撃報道》合成麻薬「フェンタニル」が名古屋を拠点にアメリカに密輸か 日本でも薬物汚染広がる可能性、中毒者の目撃情報も飛び交う
NEWSポストセブン
警察官になったら何をしたい?(写真提供/イメージマート)
警察官を志望する人の目的意識が変化? 「悪者を倒したい」ではなく安定した公務員を求める傾向、「事件現場に出たくない」人も 
NEWSポストセブン
カトパンこと加藤綾子アナ
《慶應卒イケメン2代目の会社で“陳列を強制”か》加藤綾子アナ『ロピア』社長夫人として2年半ぶりテレビ復帰明けで“思わぬ逆風”
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《2人で滑れて幸せだった》SNS更新続ける浅田真央と2週間沈黙を貫いた村上佳菜子…“断絶”報道も「姉であり親友であり尊敬する人」への想い
NEWSポストセブン
ピンク色のシンプルなTシャツに黒のパンツ、足元はスニーカーというラフな格好
高岡早紀(52)夜の港区で見せた圧巻のすっぴん美肌 衰え知らずの美貌を支える「2時間の鬼トレーニング」とは
NEWSポストセブン
事務所も契約解除となったチュ・ハンニョン(時事通信フォト)
明日花キララとの“バックハグ密会”発覚でグループ脱退&契約解除となった韓国男性アイドルの悲哀 韓国で漂う「当然の流れ」という空気
週刊ポスト
かつて人気絶頂だった英コメディアン、ラッセル・ブランド被告(本人のインスタグラムより)
〈私はセックス中毒者だったがレイプ犯ではない〉ホテルで強姦、無理やりキス、トイレ連れ込み…英・大物コメディアンの「性加害訴訟」《テレビ局女性スタッフらが告発》
NEWSポストセブン
お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二。9ヶ月ぶりにメディアに口を開いた
【休養前よりも太ってしまった】元ジャンポケ斉藤慎二を独占直撃「自分と関わるとマイナスになる…」「休みが長かった」など本音を吐露
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《TOKIO解散後の生活》国分太一「後輩と割り勘」「レシート一枚から保管」の節約志向 活動休止後も安泰の“5億円豪邸”
NEWSポストセブン
中山美穂さんをスカウトした所属事務所「ビッグアップル」創設社長の山中則男氏が思いを綴る
《中山美穂さん14歳時の「スケジュール帳」を発見》“芸能界の父”が激白 一夜にしてトップアイドルとなった「1985年の手帳」に直筆で記された家族メモ
NEWSポストセブン
STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン