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映画館は「4D」や「極爆」で遊園地化 SWにあわせ設備投資も

10年ぶり新作SWが映画館を変えた

 2015年は映画館に大きな変化が訪れ、映画の楽しみ方が変化した年だった。12月末時点でTOHOシネマズが全国10劇場にMX4Dを、そしてユナイテッド・シネマが全国11劇場に4DXを導入したことの影響は大きい。どちらも観賞料金が通常より1000円高くなるにも関わらず、12月18日に世界同時公開された『スター・ウォーズ フォースの覚醒』は通常の上映回より先に4Dの座席がなくなるほどの人気を集めている。

 12月に4DXを新たに7劇場で導入したユナイテッド・シネマでは、最初に導入した豊洲での実績の大きさが4D劇場拡大の決め手となった。

「この夏の『ジュラシック・ワールド』では、インターネット販売開始と同時に4DXチケットが売れてゆき、翌日には1週間分がほぼ完売したほど人気を集めました。新作だけでなく、旧作上映でも4DXだと満席になる作品もあります。『ジュラシック~』や『パシフィック・リム』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が特に人気です。お気に入りの作品を複数回、ご鑑賞いただくお客さまが多くいらっしゃるのも特徴です。

 近年はスマホやVODなど、楽しむ媒体をお客様自身で選べるようになりました。しかし、4DXでは各種エフェクトにより映画がアトラクションになり、今まで体感したことのない『映画体験』ができます。動きの激しいアクション映画やアニメーション、ホラー映画などとの親和性が高く、来年1月には4DX上映を前提に制作された『ボクソール ライドショー』が公開予定です。今後は、このような作品が増えるのではないでしょうか」(ユナイテッド・シネマ広報担当・鈴木雅之さん)

 韓国企業が開発した4DXそのものは2013年に愛知県の中川コロナワールドへ日本初上陸している。座席が前後左右、上下に動き、風雨の場面では水が降り風がふきつけ、雷鳴は光り、砂煙が立つ場面では実際に煙がたち、香りが漂うなど11種のエフェクトが追加され、映画の臨場感・没入感を増す上映形態だ。TOHOシネマズのMX4Dは米国企業の開発で、やはり座席が動き、風やミスト、香りやストロボなど11の特殊効果が連動する。

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