夫にナイショ。これもまた、へそくりライフの魅力だ。世のへそくリストたちが、夫の目をかわし、ほくそ笑みながら蓄えている意外な隠し場所を告白する。
調査の結果、特に多かったのは、現金のまま家の中に貯めておくケース。中でも、たんす・鏡台は根強い人気。
「夫が絶対に触らない鏡台の引き出しの奥が定位置」(43才・パート)
「下着の引き出しの中」(41才・主婦)
「実家のたんす。バレないし、自分も出しづらいので100万円くらいは余裕で貯まっています」(36才・パート)
「ドレッサーの鏡が外れるので、そこに通帳を隠しています」(37才・主婦)
など、夫が手を出しづらい“女の聖域”に隠す声が目立った。自らも“へそくリスト”であることを公言しているファイナンシャルプランナーの山口京子さんは、こう話す。
「へそくりを現金で持つと、貯まっていく実感が感じられ、やる気を保つ上でプラスに。ただし、簡単に手をつけてしまいやすいこと、盗難や災害で紛失する可能性がある点は注意です」
一方、へそくりを銀行に預ける人は、ネット銀行派が圧倒的多数だった。
「ネット銀行は通帳がないので、絶対にバレません。今はへそくり額140万円ほど。確認するたびニヤニヤしています」(45才・パート)
キャッシュカードさえ隠しておけば、その存在すらわからない。借金500万円を5年で完済し、600万円以上の資産を築いた節約主婦ブロガーのmyuさんも、ネット銀行を愛用している。
「銀行からの通知もメールなので、はがきが届いてバレる心配もなし」(myuさん)
前出・ファイナンシャルプランナーの山口さんもすすめる。
「目標ごとに項目を分けて貯金できるソニー銀行や、ネットアンケートなどで得たポイントを換金する際の手数料が格安の楽天銀行はおすすめ。楽天銀行なら、普通預金の金利も一般的な銀行の2倍の0.04%つきます」
また、こんな意外な場所にへそくりをしているというケースも。たとえば、「本の形をした貯金箱に貯めています。本棚に入れると本当にわからない!」(61才・主婦)といった、“木を隠すなら森”タイプ。
一方で、台所派も多数。
「ワンカップ酒のビンに詰めて冷蔵庫に。夫はお酒に興味がないのでいつもスルー」(52才・主婦)
「キッチンの棚に調味料ケースをズラリと並べ、その中のひとつにへそくりを入れています」(65才・主婦)
妻たちの高笑いは、まだまだ続く…。
※女性セブン2016年1月21日号