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中年でも筋肉量増えお腹凹むトレーニングとは?

「筋肉量は20代をピークに、何もしないと加齢とともに減少します。さらに、最近は生活習慣の乱れや間違ったダイエットにより、必要以上に筋肉量が落ちている“筋肉枯れ”の人が多いのです」と語るのは、整形外科医・スポーツドクターの中村格子さん。

「筋肉枯れは基礎代謝の低下を招きます。代謝が落ちると内臓脂肪が増え、ぽっこりお腹の原因に。特に40代以降は筋肉量を減らさないよう適度にトレーニングするよう心がけましょう」(中村さん)

 筋肉量を維持するために効果的なのが、胸・お腹・お尻などの体の胴体部分=体幹を鍛える体幹トレーニングだ。ボディーデザイナーの森俊憲さんは、「効率よく筋力アップを狙え、さらに体幹が強いと体も疲れにくくなる」という。

「トレーニングをすれば必ず筋肉量が増え、基礎代謝も上がり、お腹も凹みます。体は何才からでも変わります。今年こそ、ぽっこりお腹とさよならしましょう」(森さん)

 体は人生の履歴書。生活習慣や食生活がそのまま表れる。筋肉枯れでぽっこりしたお腹(下腹やわき腹も含む)と背中、お腹をグルッと囲む筋肉を鍛えるには、どんなトレーニングが有効だろうか?

「お腹は中性脂肪がたまりやすいので、ぽっこりが目立ちやすい。だから、4方向から刺激を与えることで、お腹をキュッと引き締められます」

 と森さん(以下、「」内同)。

 最初は筋トレの回数も多くはできないかもしれないが、それでOK。回数をこなすよりも、筋肉に対してきちんと刺激を与えることが大事だと森さんは言う。

「正しいフォームを意識して、できる回数から始めていきます。筋トレといっても、トレーニングで筋肉ムキムキになることはありません。脂肪より筋肉のほうが重いので、筋肉がつくと体重は増えますが、見た目が引き締まるので、むしろやせて見えるんです」

 さらに代謝も上がるので、太りにくくなるなどいいことづくしだとも。

「トレーニングは最低でも1週間に2回はしてほしいですね。筋トレをすると筋肉がダメージを受けるのですが、それが修復されるときに筋肉が強くなっていくので、間が空きすぎてもダメなんです。

 トレーニングを重ねていくと同じ回数が楽にできるようになったり、疲れにくくなったり。お腹まわりがすっきりしてきたなど、何らかの体の変化を感じるはずなので、ぜひ続けてください」

※女性セブン2016年1月28日号

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