年賀はがきが余ってしまうこの時期。懸賞にでも送って有効活用してみるのはどうだろうか? そしてどうせ送るなら、しっかり当てたいところだが、全国規模で実施する懸賞は、大量にはがきが届くため、はがきにいろいろなメッセージを書いても読まれないケースが多い。この場合は、出し方がポイントになる。“ガバちゃん”こと懸賞歴27年・当選金額3500万円相当の長場典子さんはこう語る。
「締め切りが複数回ある場合、前半が有利。後半になるほど応募が殺到し、当たりにくくなります」
商品のロゴマークや応募券の貼りつけが条件の場合、収集に時間がかかるため、ほとんどの人が“最後の締め切りに間に合えばいい”という心理になる。その流れに逆らい、少しでも早く集めて先に送る行動力が当選につながるといえる。
また、懸賞情報の探し方にも当選のコツがある。
「“〇周年”の裏にキャンペーンあり、と覚えましょう。たとえば、今年は東京ディズニーシーが開園15周年を迎えるので、スポンサーをはじめ、関係各社の動きに注目です」
ほかにも夏に開催されるリオデジャネイロ五輪関連の懸賞にも注目したい。ビッグイベントが絡むと、懸賞も数が増える。また、2~3月は、各官公庁が募集する行政モニター、モニターツアーも狙い目だ。
「私も観光庁が主催する国内のモニターツアーに参加したことがありますが、宿も食事も素晴らしかったです。官公庁は年度末に予算を使い切りたいため、お得度が高い内容の募集をかけることが多いようです」
懸賞は情報戦! あらゆるアンテナを張り、ほかの人より一歩抜きん出るはがきを作ることが当選率を上げていく。はがき懸賞は運頼みではなく、“当てるべくして当てる”ものなのだ。
※女性セブン2016年2月4日号