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辺見えみりや中村アンもハマるホットワイン 風邪予防効果も

ホットワインは風邪予防対策にも(Ph:Thinkstock/Getty Images)

 ドイツやフランスなど、寒さ厳しいヨーロッパの冬の風物詩――それは、風邪予防にホットワインを飲むこと。ホットワインとは、ワインの中にシナモンやクローブなどのスパイスと、みかんやりんごなどのフルーツ、はちみつなどを入れ、温めて飲むカクテルのことだ。

「フランスではホットワインのことを“ヴァン・ショー(VIN CHAUD)”といいます。甘くてスパイスの風味が強いので、レストランで食事のお供に、というより、冷えた体をぱっと温めるために飲まれています」(ソムリエで、フレンチ風モロッコ料理店『ダール・ロワゾー』店主の石崎まみさん)

 最近はここ日本でもカフェやレストランのメニューに続々登場! 芸能界でもブームが広がっている。辺見えみり(39才)はパリで初めてホットワインを飲んだ時のことを「こんなにおいしくてあったまるものがあるんだと思った!」と大絶賛。田丸麻紀(37才)は「眠る前のまったり時間に」、中村アン(28才)は「冬のお供」と愛飲している。

 その人気の理由は? 管理栄養士の浜本千恵さんはこう言う。

「ワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、美肌作りにおすすめです。シナモンは漢方では桂皮、クローブは丁子といわれますが、スパイスの多くは、血流促進効果が認められています。それに、温かいアルコールを飲むと、体温は上昇しやすい。体温が1度上がると免疫力は5~6倍に上がるといわれますから、風邪予防にも効果的です。寝酒にいただくと安眠効果も期待できますよ」

 一般的にホットワインにするなら赤ワインのほうがベター。白ワインより度数が高く、濃厚で、体が温まりやすいからだ。しかし白ワインのよさも。

「白ワインのポリフェノール含有量は赤に比べると少ないのですが、デトックス効果のあるカリウムが多く、整腸作用、殺菌効果も期待されていますから、風邪予防という点では赤ワインと同様に効果的です」(浜本さん)

 街にはホットワイン用のワインも見かけるようになったが、どんなワインを選ぶべきか。

「高級なワインを使う必要はありません。飲み残して風味が落ちてしまったなと思ったワインにこそ、スパイスの風味を足しておいしさを“リサイクル”することができる。ヨーロッパでは家庭でもそうして飲まれていますよ」(石崎さん)

 今夜から飲みたい!というあなたのために、浜本さんが、自宅でも簡単にできるホットワインレシピを教えてくれた。

【1】耐熱性のコップにワイン150ccとオレンジジュース50cc、はちみつ(砂糖でも可)小さじ1、シナモンスティック1本(シナモンパウダー少々でも可)を入れて混ぜておく。

【2】ラップをせず、電子レンジで1分半~2分温めればできあがり。

※女性セブン2016年3月3日号

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