松澤さん:それでもやっぱり塾は行くだけの価値はあると思いますね。勉強を教えてくれるという意味ではもちろんですが、保護者の心構えも学校よりも塾の先生が開いてくれる説明会で教えてもらったことの方が多いかもしれないです。「捨ててもいい問題がある」などと聞いた時は、目からウロコ。よく考えれば満点をとる必要はないわけで、さらに模試を見る気がなくなりました(笑い)。
――そして3人は、これから東大を目指すママたちにこんなアドバイスをする。
森川さん:最後の最後まで諦めないように、ですかね。合格確実と思われた子も、プレッシャーに弱いと落ちてしまうのが本番なので。うちはセンターの点数が思ったより伸びなかったんですけど、本番が大事だからって言って、なるべく気持ちを早く切り替えるようにしてあげました。
宮下さん:自分はコーチで子供はアスリートだと思って、いかに自信満々に、最高のパフォーマンスを発揮してもらえるかだと思う。そのための精神と肉体を、親は支えればいい。
松澤さん:縁起でもないかもしれませんが、もし受験に失敗したとしても、それで人生おしまいなわけじゃない。次にチャレンジしろってことだから、ポジティブな言葉をかけてあげるといいと思います。
※女性セブン2016年6月9・16日号