客も店員も裸の「全裸レストラン」が東京・港区にオープンする──そんな信じられない情報が一部の好事家たちの間を駆け巡っている。店名は「THE AMRITA」。すでに今年5月に英ロンドン、豪メルボルンで姉妹店がオープンし、現地でたちまち話題になった。
ロンドン店を訪れたある英国人女性のブログには、〈店はキャンドルのみで目が慣れるのに時間がかかるほど薄暗いが、トップレスの女性ウェイトレスに案内されると、周りはオッパイだらけで戸惑った〉と書かれている。噂が噂を呼び、「イギリスでは予約待ちが2万人にも達した」という現地報道も。
それにしても、「そんな店が日本で本当に営業できるのか」と疑問が浮かぶが、同店のホームページによると、日本店はやや“スタイル”が異なるとのこと。
客は男女とも全裸ではなく、店が指定する紙パンツのような下着のみを着用(男女の区別は不明)。女性店員はおらず、給仕するのはマッチョな“ほぼ全裸”の外国人男性。料金は1万4000~2万8000円の3コース(食事のみ・ドリンク別)とある。
入店条件も設定され、年齢は20歳から60歳まで。店側の指定する体重をオーバーする人も断わられる。カメラ、携帯電話の持ち込みも禁止だ。
HPから予約はできるようだが、それ以上の詳細をうかがい知ることはできない。そこで本誌はHPに記載されていた経営者の住所を訪ねると、共同経営者の1人で「ピーター」と名乗る外国人男性が取材に応じてくれた。
「コンセプトは自然回帰だ。古代ローマのオリンピアンのような男性の肉体美を堪能してほしいんだ。完全予約制だが、カップルでの来店も、男性だけ、女性だけでの来店も大歓迎だ。あくまでテーマは自然回帰だから、エロティックな目的の来店は遠慮してほしい。写真撮影や他のお客との会話、スキンシップは厳禁だ」
全容解明はオープンを待つ必要がありそうだ。
※週刊ポスト2016年7月1日号