お酒を飲むのは楽しいことだが、度を超えてしまうといろいろと問題が。健康面でもそうだが、経済的にも厳しくなってくる。山梨県で介護ヘルパーをする女性Dさん(48才)は、大酒飲みな夫への不満を漏らす。
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私は小酒飲みだけど、夫は大酒飲み。酒屋から配達してもらう焼酎や、ウイスキーのデカボトルが1週間、もたないんだから。私は缶チューハイを、飲みたい時に数本買っている。ふたりで調子に乗って飲んでいたら、わが家は破産よ。
それと買い物。野菜やら肉やらを坂の多い道を自転車に載せて帰るのは重労働。そこにお酒を加えるのは…。
だけど、あの日は真夏日でどうしても飲みたかったの。それで3本買って、冷蔵庫に入れて、夫の夕飯の準備をして、万全の態勢でお風呂へ。そして風呂上がり、ウキウキと冷蔵庫を開けたら、ない。缶チューハイが1本もない!
もう信じられない。あのバカに飲まれていたの。で、最後の1本を掲げて、「おう、たまにはチューハイもうまいな。お前も飲むか?」だって。「殺」という字が、何度も浮かんだわね。
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そして、とにかく暇さえあれば飲んでいるというのが、東京都の看護師Fさん(47才)の夫だ。Fさんが嘆きの告白だ。
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うちのダンナのは晩酌ってレベルじゃない。ワインなら2本、日本酒はほぼ一升。休みの日は朝起きてビールを飲み、昼酒にチューハイ。夜はワイン、ハイボール、日本酒を手当たり次第。
さすがに平日の昼間は「絶対に飲まない」と決めているみたいだけど、それも盆、暮れ、正月は中止。4日休みがあったら4日間、歯も磨かず、お風呂も入らず、寝ては飲み、飲んでは寝るを続けるの。
本人は「酒で死ぬなら本望」と言っているけど、そうなるまで家の中でホームレス臭を出すおっさんと暮らせってか?
※女性セブン2016年7月14日号