◆徹底している人づきあいのポリシー
過剰に仲よくなりすぎると、高校時代のクラスメートの彼のように煩わしいことがある。
だから、親友は『途中からいらないもの』と思っている節がある。むしろ、『いらないものと思っている』ことで自分自身割り切ってるのかもしれません。『親友って何?』というのが根本的にあるんですよね。青臭い反発がいまだにある。肩組んで『おれとお前は、親友だよな』って、どのツラ下げて言えるんだよと思います。
『親友がいること』よりも、自分が死んだときに何人悲しんでくれるかのほうが、ぼくには重要です。その人なりのサイズ感がお葬式にはあります。
自分の葬式にどれだけの人がきて、どれだけ本当に悲しんでくれたのか。自分自身は死んでしまっているのでわからないんですけど(笑い)。
ぼくは両親をすでに亡くしています。自分で両親の葬式を仕切ってみて、お袋や親父の死を本当に悲しんでくれた人は、見ればわかりました。それが本当のその人のサイズ感と思うんです。親友とかうんぬんよりも、そこに結果があると思います」
※女性セブン2016年8月4日号