スポーツ

大砲、技巧派、外国人助っ人 平成の変則打法5選

フランコの「スコーピオン打法」(撮影/藤岡雅樹)

 プロ野球界には、常識を覆すようなフォームで活躍する選手が定期的に現れる。1990年以降に活躍した“変態フォーム”の打者を振り返る。

【スコーピオン打法】フリオ・フランコ(1995、98年 ロッテ).298 28本 286安打
 スコーピオン(サソリ)に似たフォームは、「神のお告げ」で生まれたという。大リーグで首位打者を獲得したこともある。

【前手ギュン打法】松田宣浩(2006年~ ソフトバンク).277 161本 1089安打
「インパクトの瞬間に前で『ギュン』と手首を返すことで力強く打ち返すことができる」とのことで本人が命名。

【バット短く息長く打法】大道典嘉(1988~2010年 南海、巨人).284 60本 906安打
 バットを極端に短く持ち、ギリギリまで引きつけ打つスタイルで41歳まで活躍。「福岡の宅麻伸」の愛称で呼ばれた。

【フルスイング打法】中村紀洋(1992~2014年 近鉄、中日ほか).266 404本 2101安打
 高々と左足を上げて豪快にフルスイング。入団時にチームから改造を勧められるも拒否して貫いた。

【水平打法】タフィ・ローズ(1996~2009年 近鉄、巨人ほか).286 464本 1792安打
 地面に対し水平に持ったバットをグルグルと回してから振る。外国人選手の最多本塁打記録を持つ。

※週刊ポスト2016年9月16・23日号

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