果肉の約90%が水分なので、手に持つと、見た目よりもずっしり重くて丸みのあるものがおいしい。
【選ぶポイント】
「甘みが下部にたまりやすいので、お尻を上にして置くと、全体にまんべんなく甘みが回ります。糖度を分散させることにもなり、傷みにくくもなりますよ」
【保存法】
保存は基本的には常温だが、水分がなくなると食味が落ちる。ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存を。
「なしは、バトンリレーのようにどんどん産地と品種が変わりながら、店頭に並びます。今なら“豊水”から“あきづき”“南水”などにリレー中。品種をチェックして、食べ比べるといいですよ」
最後に色味も季節を感じさせる柿。
鮮やかな柿色と、やさしい甘みが特徴。歯ごたえの硬いもの、やわらかいもの、ゼリーのようにとろんとしたものなど人によって好みが分かれる。
【選ぶポイント】
ヘタが緑色で形がしっかりしている。実と葉の間に隙間がなく、へたの下まで赤く、全体に色が濃いものがいい。
【保存法】
すぐ食べない場合はポリ袋に入れて野菜室で保存して。
「柿はヘタで呼吸しているので、濡らしたティッシュをかぶせておくと、追熟が抑えられます。実に入った4本の筋に合わせて切ると、種をさけて切ることができますよ」
※女性セブン2016年10月20日号