今季の大谷の年俸は2億円。MVPの呼び声が高い活躍で、来季の年俸は4億円とか、複数年契約で3年12億円という噂も飛び交っているが、メジャーの評価はそれをはるかに超えるほどケタ違いだ。
大谷が海外フリーエージェント(FA)資格の取得前に、メジャー移籍するにはポスティング制度を使うしかない。これを行使するには日本ハムの承認が必要だ。日本ハムがいつまで大谷の活躍に見合うだけの年俸を払えるか、さらに、いつポスティングを容認して20億円の入札金を得るのか。
順調にいけば、5年後の2021年オフ、大谷は27歳で海外FA権を取得する。大谷がその権利を行使すれば、日本ハムには一銭も入らない。遅かれ早かれ、日本ハムと大谷の決断が、日本中の注目を集めることになる。「300億円」の値札を付けたメジャーはその「決断」の時を待っている。