女性セブンの名物アラカン記者“オバ記者”こと野原広子が、世の中かのおかしなことに怒りをぶつける。今回はポイントカードの話題です。
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「ポイントカードをお持ちですかぁ?」。家電量販店、コンビニ、居酒屋、衣料品店にデパート、ラーメン店…。財布を開くところにポイントカードあり。
私は長らく、支払い額が1000円以内程度なら、面倒だからずっと、「ありません」ときっぱり断っていたの。だけど、毎回同じことを聞かれると、「すごく損をしているかも」という気持ちが頭をもたげてきてね…。
気づけば、いつの間にかあれもこれもと、財布の形がゆがむほどの数のカードが入りこんでいて、もう何が何だか。
◆100円分のポイントを逃してくよくよする
レジで財布をひっくり返したくないから、ポイントカードの存在をあらかじめ確かめてから店に入るんだけど、困るのは、めったに行かない店で急な買い物があるときよ。
ポイントカードを探して、「あれ、あったはずなんだけどな」とカードの束でトランプめくりを始めると、後ろに並んだ客から「チッ」と舌打ちされる。あわてて、「じゃ、いいです」とあきらめるときの敗北感。そんなときに限って5000円もの買い物で、しかも「本日限り、ポイント倍」。ってことは、手に入るはずの100円分のポイントをみすみす逃したわけよ。
もっと悔しかったのは、コツコツと2年がかりで貯めた1500円分のポイントが前日で期限切れしていたとき。
あと、フラッと入った店で支払いのとき、「クーポンをお持ちですか?」と言われるときもヤ~な感じ。“どっちみち小銭レベル”と割り切ろうとしても、食べたものがどこか急にまずく感じたりして。
◆マイルを貯め損ねたと秘書を怒鳴りつけるか