「皆さん個性的で、実力も兼ね備えた、とても魅力的な役者さんばかりですから、どんな物語を演じてもらっても、面白くないはずがない。では、視聴者は彼らの何が見たいのだろうと考えた時、彼らのオンとオフの姿ではないかと思ったんです。それで、“シェアハウスで共同生活をしながら、主役の役所広司さん(61才)が来るのを待っている”という設定で、彼ら6人の暮らしぶりを中心に据えました」(浅野さん、以下「」内同)
プライベートでも交流が深い彼らは、カメラが回っていないところでも、雑談を繰り広げているという。
「第1話で、大杉漣さん(65才)がLINEの使い方がわからなくて、松重さんに教えてもらうシーンがありましたが、あれはまさにリアル。大杉さんは、撮影の合間にぼくらスタッフにも“これであってる?”と、スマホの使い方などを聞いてくるのですが、その姿がとても微笑ましいんです。50才を過ぎた人たちが、子供みたいに言い争ったり、落ち込んだりしながら、最後に決めるところはビシッと決める。そんなギャップは、ぼくら制作陣から見ても魅力的です」
第5話では、アイドルのミュージックビデオを撮影するという設定で、6人全員が高校の制服を着てステップを踏み、手でハートを作って踊るシーンが放送された。SNSには「おじさんたちの“恋ダンス”、キュン死しそう」「かわいすぎ」といった声が次々投稿された。
「あのシーンはギリギリまで“おれたち踊れね~よ”なんておっしゃっていましたが、いざ本番となったら、愛嬌たっぷりに踊っていた。さすがとしかいいようがないですね」
※女性セブン2017年3月16日号