家庭用金庫といっても性能やサイズは様々だ。
「昔ながらのダイヤル式のものもあれば、暗証番号を入力するデジタル式やICカード式、よりセキュリティを強化した指紋認証タイプもあります。売れ筋は容量20リットルで重さ50kg前後、177℃までなら1時間もつという耐火性のタイプです。1万円の新札を詰め込むと1億3000万円くらいが入る。値段は定価で6万~10万円程度。さらに容量の大きい50リットルクラスの商品も売れ行き堅調です」(同前)
この現象を裏付けるように、長らく貯金の“定番”だった「定期預金」は急減している。
日銀によると、昨年末の定期預金残高は244兆9337億円で、前年末比3.9%減と9年ぶりの低水準を記録した。定期預金を解約・減額して、タンス預金に回していることがうかがえる。
※週刊ポスト2017年4月21日号