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交流戦終えて“弱くても首位”の阪神、懸念材料は「藤川球児監督の継投策の手腕」 リリーフエース・石井大智不在でリーグ戦を戦えるのか

先発投手陣は充実しているものの…(藤川球児監督)

先発投手陣は充実しているものの…(藤川球児監督)

 交流戦ではセ・リーグが揃って惨敗。パ・リーグの強さが際立った。セ首位で交流戦に突入した阪神も8勝10敗と負け越しに。3年ぶりの7連敗に加え、49年ぶりの5試合連続逆転負けを喫し、交流戦8位に終わった。

 ところが、セ球団は広島が9勝9敗の勝率5割だったのが最高で、残りの5球団はすべて負け越し。交流戦前は首位・阪神と2位・DeNAとのゲーム差は2.5だったが、交流戦が終わってみるとゲーム差が3.5と広がった。セの順位も広島が2位タイになっただけで、ほぼ順位に変動がなかった。

 まさに“弱くても首位”の阪神。リーグ戦は6月27日に再開するが、この状況を楽観視していいのか。阪神OBが言う。

「先発投手陣は村上頌樹、デュプランティエ、伊藤将司、才木浩人、大竹耕太郎、伊原陵人と6枚揃っている。特に交流戦で伊藤が復活したのは大きい。

 しかし、問題は中継ぎ以降です。石井大智がオリックス戦(6月6日)で9回に登板した際、打球を右側頭部に受けて担架で運ばれ退場。救急車で病院へ緊急搬送された。キャッチボールを再開したというが、防御率0.36のリリーフエースの離脱により中継ぎの計算が狂い、逆転でゲームを落とす連敗街道となった。この懸念材料はリーグ戦が再開しても同じです」

 問われるのが藤川球児監督の継投策の手腕だ。西武戦(6月11日)で9回に湯浅京己と岩崎優を継投させてサヨナラ逆転負けとなったのをはじめ、救援陣がリードを守れなかった連敗中にはSNSなどで阪神ファンからも藤川監督の投手起用に不満の声が噴出していた。

「先発を早く降板させることで岩貞や湯浅などのリリーフ陣に負担がかかるなど、継投策で負けたゲームは少なくない。これはヘッドコーチを置かないことの弊害といわれ、代打や継投の選手起用、1軍、2軍の入れ替えを1人で取り仕切っている。セの他球団にとって継投策の不安というのは、弱点として突ける部分に映るでしょう」(前出・阪神OB)

 打撃面についても、不安が指摘されている。阪神担当記者が言う。

「両リーグでトップの19本塁打、トップタイの49打点の4番・佐藤輝明がチャンスで打てるようになったのは大きい。交流戦でも6本塁打とトップですからね。ただ、問題は森下翔太でしょう。交流戦の規定打席に到達したバッターのなかで打率.176は59人中56位。本塁打3本、打点13でした。2024年は打率.246(34位)、1本塁打、9打点と低迷し、2023年は規定打席に足りなかったが打率.200、0本塁打、0打点だった。

 昨年は交流戦後も不調を引きずり、その後の10試合で打率.151と低迷したことで2軍落ち。今年の交流戦は例年以上に不調で、交流戦後に引きずることが心配です」

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