国際情報

上海超高級ホストクラブ 一晩30万円使う大銀行幹部の娘

常連には国内有数のVIPの娘もいるという

 中国人女性の間では結婚するまで純潔を守るのは当然で、婚姻後も配偶者以外に恋愛感情を持つこと(婚外情=フンワイチン)は完全なタブーとされてきた。だが、それも近年では富裕層の登場とともに、過去のものになりつつある。その実態を探るべく、ジャーナリストの西谷格氏が富裕層女性たちの集う上海のホストクラブに潜入した。同氏はホストとしてその店に所属したのだ。

 * * *
 ある晩、30代ぐらいのショートカットの小柄な女性と、40代半ばぐらいのパーマをかけた小太りの女性の席につくことになった。彼女らは店の常連で、すでに先輩ホストが2人の横についていたが、大人数で盛り上がりたいと思ったらしく、私を含め4人ほどがテーブルに加わった。

 ショートカットは、ルル(仮名)と名乗った。小柄で上戸彩に似てなくもない。先輩ホストに肩を抱かれながら、「前の彼は、今じゃただの友達かな~」と、何やら恋愛話に興じていた。カラオケを歌ったりゲームの罰ゲームでウイスキーの一気飲みをしたりするうちに私とも打ち解けたのか、ルルが不意に「これ、私のお父さん」とスマホの画面を見せてきた。そのニュース画面は、写真付きで〈中国農業銀行の幹部たちが貧困地区を訪問〉との見出し。記事には太った中年男性の姿が映っていた。

 中国農業銀行といえば、中国5大銀行の一つ、総資産額で世界3位にランクインしたことのある銀行だ。彼女はそんな大銀行の幹部クラスの娘だという。半信半疑だったが、のちに彼女の大盤振る舞いに納得した。

関連キーワード

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト