国際情報
2017.05.16 16:00 SAPIO
落合信彦氏 「プーチンは戦争したくて仕方がない男だ」

北のミサイルに日本は対応できない KCNA/新華社/AFLO
アメリカと北朝鮮による武力衝突が懸念されているが、「朝鮮有事とともに脅威となっているのは、米ロの衝突が起きること」と指摘するのは、ジャーナリストの落合信彦氏だ。
* * *
昨年秋に上梓した『そして、アメリカは消える』で指摘したように、プーチンは戦争したくて仕方がない男だ。
プーチンは2014年にクリミア半島を略奪し、ウクライナと戦争を起こした。さらに、アサドをIS(イスラム国)の攻撃から防ぐという口実をつけて、シリアに介入した。あの男は、自分が世界の覇者だと考えているのだ。
米軍のミサイル攻撃は、シリアでの米ロ衝突につながる可能性がある。トランプとプーチンというまともではない指導者のことだから、それが全面的な戦争に発展することさえ懸念される。
クリントン政権で国防長官を務めたウィリアム・ペリー氏も一昨年の講演で、「アメリカとロシアの間で核戦争が起きる可能性が大きい」と語っている。ペリー氏の主張が、信憑性を増してきたのだ。
プーチン自身も、ISによるテロの脅威に晒され始めた。4月3日にサンクトペテルブルクの地下鉄で起きた爆弾テロに、プーチンは大きな衝撃を受けたはずだ。テロはプーチンのサンクトペテルブルク訪問中に起きた。容疑者はキルギス出身で、ISとの関係が取り沙汰されている。
関連記事
トピックス

高梨臨、夫・槙野智章とともに溺愛 全身「愛犬コーデ」がかわいい!
NEWSポストセブン

小室圭氏の説明文書 「録音で主張を正当化するのは逆効果」との指摘
週刊ポスト

“オトナの関係”を伴うパパ活は法に触れないのか? 法律家の見解
週刊ポスト

フジ女子アナのステマ疑惑を否定せざるを得ないテレビ局側の事情
NEWSポストセブン

部下を踏み台にするパワハラ部長 部署をあげての「証拠作戦」で成敗
女性セブン

小室圭さん 覆せぬ「祝福されない空気」、待ち受ける窮屈な結婚生活
NEWSポストセブン

「目と鼻のない娘」が18才になり、母が感じたエンタメの可能性
NEWSポストセブン

「隠し録りしていたかも…」宮内庁が抱く小室圭さんへの深刻な懸念
週刊ポスト