15日にはMUFGの人事が発表され、小山田氏は取締役を重任すると決まったばかり。それも辞退したが、人事発表から退任までの約1週間で小山田氏に大きな変化があったことは間違いない。
記者会見でMUFGの平野信行社長は、「19日に本人から“体調不良で頭取の業務を遂行できない”と辞意の申し入れがあった」と明かした。職を辞するほどの体調不良とは相当に深刻なものか。
「日本をマザーマーケットとする世界屈指の商業銀行にすること」
1年前の就任会見で、ワールドワイドな目標を掲げた小山田氏だったが、志半ばの退場となった。
※週刊ポスト2017年6月9日号