家電ライターの藤山哲人氏が紹介するのはダイソン『Pure Hot+Cool Link空気清浄機能付ファンヒーター』(7万4304円・税込)だ。羽根のない独特の構造が特徴だ。
「ムラのない自然な風質もさることながら、空気清浄機能がついており、冬にはファンヒーターとしても使え、1年中部屋に置いておける。平均的な空気清浄機はPM2.5の粒子までしか除去できないが、この商品はより細かいPM0.1までカバーでき、空気清浄機としての機能は群を抜いている」
◆「蓼科高原の風」を再現
藤山氏がもう一つ紹介するのは、パナソニックの『創風機Q』だ。
「様々なバリエーションがあり、LED搭載か非搭載などによって価格は異なりますが、平均して4万円前後。一見すると扇風機には見えない球体型の前衛的なデザインが特徴です。良質な風を生み出すために考え抜かれ、この形状になったそうです。コンパクトで置き場所にも困らない。風質は非常になめらかで、長野県の蓼科高原の風を再現しています」(藤山氏)
前出・奈津子氏が「家電ライターの間で最も注目されている商品」と語るのは、マインツの『PIROUETTE』である。
「最大の特徴は360度の首振り機能です。扇風機の前を家族で取り合うなんて風景はもう過去のものになります(笑い)。
台座のタッチパネルをなぞれば首振りの範囲を指定できるなど、スマホ感覚の操作性も新しい。また、首振りスピードを場所によって変えられるので、部屋全体に風を対流させつつも、自分のいるところは多めに風が当たるように設定できる。このカスタマイズ感が嬉しい」(奈津子氏)