ライフ

92才料理研究家「卵だけでおいしいという炒飯の世界観も」

『卵チャーハン ばぁば風』

 新刊『ばぁば 92年目の隠し味』が好評発売中の、“ばぁば”こと料理研究家の鈴木登紀子さん(92才)。料理教室の開催期間中や撮影の合間にばぁばがいつも食べている、本には未掲載のばぁばのまかないごはんと、おもてなしにもなる冷たい麺メニューを紹介します。しっかりおいしく食べて、“梅雨バテ”を予防しましょう!

「パパ(夫・清佐さん。故人)が大好きだったお料理のひとつが卵チャーハンでした。『卵だけで充分だね、ご飯がぱらぱらでおいしいね』とうれしそうに頬張っていた姿を今も思い出します。もちろん、ハムやベーコン、お野菜も加えて五目チャーハンになさってもよいのよ。でも卵だけでおいしい…という世界観もあるの。あれこれ混ぜればおいしいとは限らないから。

『味の素』はね、チャーハンとホワイトソースに限り、いつもひとふり加えます。グルタミンの効能でしょうか、お味がふわっとまろやかになるのです」(ばぁば)

◆卵チャーハン ばぁば風
《材料》2人分
卵2個、温かいご飯茶碗3杯分、サラダ油大さじ3、塩・酒各小さじ1/2、こしょう少量、薄口しょうゆ小さじ1、「味の素」(あれば)ごく少量、サラダ菜・たくあん各適量

【1】中華鍋をよく熱し、サラダ油大さじ1を入れて鍋肌になじませる。粗く溶きほぐした卵を一気に入れ、へらで手早く炒めて取り出す。

【2】再び中華鍋にサラダ油大さじ2をなじませてご飯を入れ、へらで鍋に押し付けるように炒める。切るのではなく、下に押すと均等にパラリとほぐれる。

【3】ご飯がパラリとしてきたら卵を中華鍋に戻し、塩、こしょうをふり入れて手早くまんべんなく混ぜる。酒と薄口しょうゆを鍋肌から加え、味の素をひとふりする。よく炒めたら器に盛り、サラダ菜、たくあんなどを添える。

関連キーワード

関連記事

トピックス

民放ドラマ初主演の俳優・磯村勇斗
《ムッチ先輩から1年》磯村勇斗が32歳の今「民放ドラマ初主演」の理由 “特撮ヒーロー出身のイケメン俳優”から脱却も
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン