習近平主席はこれまで、周永康氏同様、上海閥に属する軍高官らを汚職事件で摘発しており、その反腐敗運動の波がいよいよ武警中枢に及んでいるとみられる。
また、今年3月には中国のファーストレディ、習近平国家主席夫人の彭麗媛氏が公務で移動するための専用車両に爆発物を仕掛けられるという暗殺計画が発覚したが、犯人は武装警察部隊幹部らで、中国人民解放軍の30万人削減など習氏の軍事改革に不満を募らせていたと伝えられる。犯人グループは昨年末まで北京軍区に所属していたが、習氏の軍事改革の一環で武装警察部隊に異動させられ、不満を募らせていたという。
このため、同紙は「習近平主席が党大会前に、武警中枢部の大掃除に乗り出した」とも伝えている。