それに対して60代の人口は約1800万人で投票率は68%、人数では20代の3倍、ざっと1224万人が投票している計算だ。この世代の支持率が18%下がったということは、それだけで20代の支持者に匹敵する220万人の支持を失ったことを意味している。
「毎日の支持政党別内閣支持率によると、無党派層の内閣支持率は18%と低く、不支持率が53%にハネ上がっている。選挙の投票率が高くなれば、議席の大逆転さえ起きかねない危険水域といっていい」(野上氏)
「安倍一強」で停滞していた政治に再び激震が走ろうとしている。しかもその「震源」は無数にある──。
※週刊ポスト2017年7月7日号