この体たらくで、もしテロや北朝鮮のミサイルで国民に犠牲が出たらどうなるのか。官邸も国会議員たちも慌てふためくだけで、まともな対応は何もできないだろう。
アメリカの軍事力で、金正恩やISを叩いてもらう?
安倍が一緒にゴルフを満喫した同盟国の大統領は、ありえないミスタイプをして、「精神状態に深刻な懸念」がある、FBIに狙われた男だ。日本が「アメリカさん、タスケテください」と泣きついたところで、トランプが日本のために兵を派遣するだろうか。断言するが、それは絶対にない。
トランプは、パリ協定を独断で簡単に離脱したのと同様、日米同盟など忘れてしまったかのように振る舞い、「私は日本のためではなく、アメリカ市民のために大統領に選ばれたのだ」などと言い出すはずだ。日本人は、その時に後悔しても、遅いのである。
※SAPIO2017年8月号