報道各社も、支持率が危険水域に達する中で、「閣内でただひとり、極めて機嫌がいい」(永田町関係者)という麻生氏の動きを注視している。
「“夜の麻生サロン”と称される麻布のクラブで、限られた記者数人が集まった会でも麻生氏は終始上機嫌だった。万が一の登板を本人も自覚しているのでしょう。上からは“麻生番を厚くしろ”というお達しが出ています」(前出の政治部記者)
ほんの少し前まで、霞が関も大メディアも、窺うのは安倍首相の顔色ばかりだったはずだが、やはり様相は一変している。
加計問題が追及された予算委の閉会中審査での麻生氏は“オレは関係ねェよ”とばかりに終始リラックスモード。安倍首相や稲田防衛相が槍玉にあげられるのを楽しんでいるようにさえ見えたのは、気のせいだろうか。
※週刊ポスト2017年8月11日号