国内

丸山和也議員「次は麻生、岸田、石破の三つ巴の争いに」

麻生氏が再び首相に返り咲くのか

 8月3日に発足した安倍改造内閣だが、文科相を打診した伊吹文明・元衆院議長や公明党からの2人目の大臣を断られるなど、早くも泥船の様相を呈している。

 総理大臣の「権力の源泉」は大臣を任免する人事権にある。それが「大臣になりたくない」と固辞されるのだから、権力の崩壊がはっきり見えた。加計問題や安倍首相の憲法改正の手法を厳しく批判してきた額賀派副会長・船田元氏は、「たとえ入閣を打診されても断わっていたでしょう」と言い、こう続ける。

「今回の改造は直前になっても人事構想がはっきりしないという異例な事態だったが、自民党にとって非常に重要な人事だ。それというのも、都議選で圧勝した都民ファーストに国政進出の動きがあり、政権の一部には先手を打って解散・総選挙論が出ている。

 しかし、年内の解散は非常に危険で、党内にも警戒する声が多い。我慢して支持率回復の機会を待つだけの時間を稼がなければならない。それができるかどうかは総理と距離があっても実力がある人間を入閣させるかどうかにかかっていた」

 しかし、結果は入閣拒否者が相次ぐ事態になった。別の額賀派幹部が言う。

「いま、党内では溜まっていた不満のマグマが噴き出している。岸田文雄(前外相)さんでも、石破茂(元地方創生相)さんでも、いつ、どこから倒閣ののろしがあがっても不思議ではない。安倍さんが解散の“カの字”でも、憲法改正の“ケの字”でも本気で口にしたら、それがきっかけになる」

関連キーワード

関連記事

トピックス

体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)
体調不調が長引く紀子さま、宮内庁病院は「1500万円分の薬」を購入 “皇室のかかりつけ医”に炎症性腸疾患のスペシャリストが着任
女性セブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
睡眠研究の第一人者、柳沢正史教授
ノーベル賞候補となった研究者に訊いた“睡眠の謎”「自称ショートスリーパーの99%以上はただの寝不足です」
週刊ポスト
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン
【中森明菜、期待高まる“地上波出演”】大ファン公言の有働由美子アナ、MC担当番組のために“直接オファー”も辞さない構え
【中森明菜、期待高まる“地上波出演”】大ファン公言の有働由美子アナ、MC担当番組のために“直接オファー”も辞さない構え
女性セブン