国内
2017.08.12 16:00 NEWSポストセブン
安倍首相参拝めぐる訴訟で原告側「戦争の準備行為」

再び靖国を参拝する日は?
靖国神社元ナンバー3(禰宜)の宮澤佳廣氏が上梓した告白本『靖国神社が消える日』(小学館)。「靖国神社を宗教法人でなくし、国家護持に戻すべきだ」といった主張が議論を呼んでいるが、その一方で同書には、これまで知られてこなかった靖国神社をめぐる秘史が書かれている。著者の宮澤氏が、安倍首相参拝にまつわるエピソードを語る。
* * *
平成25年12月26日に靖国神社に参拝した安倍首相は、到着殿の一室で「内閣総理大臣 安倍晋三」と記帳し、鎮霊社に拝礼したあと、本殿に進んで二礼二拍手一礼の方式で拝礼しました。本殿の入り口には「内閣総理大臣 安倍晋三」の札が掛けられた花が供えられ、私費で献花料として10万円が支払われました。
やや事務的な表現で当日の流れを振り返りましたが、現時点で公にされている事実はこれだけです。だから、これ以上の詳細な内容には触れることができません。なぜなら、この安倍首相の参拝について訴訟が起こされ、今も係争中だからです。
この訴訟を起こした人たち(原告)の主張には、それこそデフォルメされた「靖国像」が見事なまでに描き出されています。彼らの眼には、安倍首相の参拝が「靖国神社という戦前の全体主義的な政治的象徴を承認、称揚、鼓舞するという行為」に映るのでしょう。
どうやら、この参拝が「靖国神社の有していた戦前の軍国主義的支柱としての役割を現在において積極的に活用しようという意図」のもとで行われた「戦争の準備行為」で、新聞報道等でそのことを十分に認識していた靖国神社が参拝を受け入れたのも同様に、「戦争の準備行為」だと感じたようです。
関連記事
トピックス

米倉涼子ディナーショーに鈴木京香が登場「共演NG」の真相を語った
女性セブン

YouTuber逮捕は氷山の一角、児童の「自画撮り被害」という社会問題
NEWSポストセブン

これでモヤモヤ解消! 小室圭氏「反論文書」3つの肝どころ
NEWSポストセブン

日テレは嵐メンバー共演、TBSはスノスト相次ぎ起用 異なる戦略の狙い
NEWSポストセブン

芝翫の長男・中村橋之助、元乃木坂46女優と4連泊 二股疑惑に答えた
女性セブン

小室圭さんが明かした新事実「元婚約者との録音データ」の中身
NEWSポストセブン

トヨタ「GRヤリス」は買って後悔しないのか 自慢の俊足ぶりや乗り味を確かめた
NEWSポストセブン

King Gnu常田大希がモデルemmaと交際 誕生日を一緒に過ごす
女性セブン