国内

費用は200万円? 突然の「墓じまい」にどうすればいいか

菩提寺から「墓じまい」を要求されたら?

「終活」という言葉が話題になっているが、その中でしばしば問題になるのが「墓」だ。東京都に住む30代の女性Kさんは、ある日「墓じまい」をするように連絡があったという──。Kさんが「墓じまい」に関する自らのエピソードを明かす。

 * * *
 私はそもそも「墓じまい」をするつもりはありませんでした。ところがある日、お寺さんから連絡があり「お墓を片づけてほしい」って言われてしまったんです。

 そのお墓には両親と、祖父母が眠っていますが、墓守としてすべきことを生前の両親に聞いていなかったので、両親を埋葬した後は維持管理費も払っていませんでした。お寺さんから出て行ってほしいと言われたのも、それが理由かもしれません。

 いちばん大変だったのは、4人の遺骨の改葬先を見つけること。まずお墓の探し方がわからない。困り果てて元のお寺さんに相談したところ、同じ敷地内にある永代供養墓への埋葬を提案されました。

 ところが費用はなんと1体50万円! 4人ですから200万円かかります。私には大金で、とても無理。とにかく費用を最小限に抑えて改葬したいと、いろいろ調べたところ、合祀墓に埋葬してくれるお寺をやっと見つけました。これは本当に助かりました。きちんとした形で供養していただき感謝しています。

 慌ただしい墓じまいでしたが、よく考えると、お墓をそのままにしておいて私が死ねば、家のお墓は『無縁墓』になるところだったんですよね。墓じまいができて、ホッとしています。

※女性セブン2017年10月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

驚異の粘り腰を見せている石破茂・首相(時事通信フォト)
石破茂・首相、支持率回復を奇貨に土壇場で驚異の粘り腰 「森山裕幹事長を代理に降格、後任に小泉進次郎氏抜擢」の秘策で反石破派を押さえ込みに
週刊ポスト
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
2020年、阪神の新人入団発表会
阪神の快進撃支える「2020年の神ドラフト」のメンバーたち コロナ禍で情報が少ないなかでの指名戦略が奏功 矢野燿大監督のもとで獲得した選手が主力に固まる
NEWSポストセブン
ブログ上の内容がたびたび炎上する黒沢が真意を語った
「月に50万円は簡単」発言で大炎上の黒沢年雄(81)、批判意見に大反論「時代のせいにしてる人は、何をやってもダメ!」「若いうちはパワーがあるんだから」当時の「ヤバすぎる働き方」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン
“トリプルボギー不倫”が報じられた栗永遼キャディーの妻・浅井咲希(時事通信フォト)
《トリプルボギー不倫》女子プロ2人が被害妻から“敵前逃亡”、唯一出場した川崎春花が「逃げられなかったワケ」
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“1000人以上の男性と寝た”金髪美女インフルエンサー(26)が若い女性たちの憧れの的に…「私も同じことがしたい」チャレンジ企画の模倣に女性起業家が警鐘
NEWSポストセブン
24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《眞子さんが見せた“ママの顔”》お出かけスリーショットで夫・小室圭さんが着用したTシャツに込められた「我が子への想い」
NEWSポストセブン