◆糖分が気になったら「冷ごはん」
生活習慣病などで米に含まれる糖質が気になる場合は、「食べ方」を変えるという手がある。同じく五ツ星お米マイスターの齋藤敏之氏が指南する。
「ご飯を冷やすと米に含まれるでんぷんが体内に吸収されにくくなり、摂取カロリーを半分に抑えられる。炊き上がりから12時間以上置くことで、完全に冷やすことが大切になってきます」
◆「米びつ保存」は避ける
米の保存といえば米びつが定番だが、実はNGだ。
「常温保存だと外気に影響されて米が乾燥して劣化します。買ってきた米は真空で密封保存できる容器に移し、冷蔵庫の野菜室に保存すれば美味しさが長持ちします。ペットボトルのような密閉容器で保存してもいいでしょう」(西島氏)
◆残ったご飯の保存に「アルミホイル」を利用
量が食べられず、どうしても炊いた米が余ることがある。そんなときは「急速冷凍」することで米のうま味を逃さずに保存できる。
「米を優しくラップでくるんでからクシャクシャにしたアルミホイルの上に乗せて冷凍庫に入れると、冷気が集まりやすくなるのでより早く冷凍できます」(西島氏)
あとは食べ過ぎないように注意するだけだ。
※週刊ポスト2017年9月29日号