これは「値段が安く、低級品とみられている商品の売れ行きは落ちている半面、少しくらい値段が高くても、高級な商品は売れているとの消費動向を示している」と同社は分析している。
この背景には、中国における中産階級の台頭があるようだ。同社の調査では、月給が9000元(約15万円)以上の世帯の方が、それ以下の世帯が購入している製品よりも約14%高い商品を買っているとの統計結果が出たという。
同社では「ニッチ(すき間)な商品、あるいは従来よりも高級な新製品、増加する中産階級層──という3つの特徴が今後の中国における消費動向を大きく作用することになろう」と指摘している。