「他の家の子供や父兄が映り込むと個人情報の問題が出かねないということで、カメラ持ち込みは禁止になった」(東京・小学生保護者)

 そして、学校指定の業者カメラマンからの写真購入を促されるのだという。そうした厳格化は、「親の振る舞い」の変化とも関係がありそうだ。

「徒競走で自分の子供と併走して動画撮影をしたり、競技中にグラウンドに侵入するのは当たり前。ある小学校では、『報道』と書かれたニセ腕章をつけて学校指定の業者を装い、縦横無尽に撮影する父親も現われた。混乱を避けるための撮影禁止や事前許可制が増える一方、ルールを無視して注意されると『何が悪い』と逆ギレする親も少なくない」

 そう説明する石川氏は、変わりゆく運動会にため息を漏らす。

「無用なリスクを避けたい学校の“事なかれ主義”と、非常識な親の暴走やクレームが運動会を変えてしまった。主役の子供たちが楽しめる運動会にしてほしいものです」

 目指せ子供ファースト!

※週刊ポスト2017年10月13・20日号

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