国内

「安倍ヤメロ!隊」完封するため最強「安倍応援団」組織登場

最前列で「ヤメロ隊」をがっちりガードする“防衛隊”

 そのシュプレヒコールを聞くと安倍晋三首相の血圧がハネ上がるといわれる。人呼んで「安倍ヤメロ!隊」の行動を完封するために、官邸と自民党は最強の「安倍応援団」を組織した。

 総選挙の公示前、首相は遊説先も日程も事前に公表しない隠密行動をとった。

「党本部などに新聞記者を名乗って日程を聞き出そうとする不審な電話が何度も入り、『ヤメロ隊』ではないかという声が上がったからです。彼らからのヤジを避けるため、非公表にした」(自民党関係者)という。しかし、メディアや警察にも直前まで知らされなかったため、報道や警備にも支障が出ると一転、日程公表に踏み切った。そこから抗議行動を封印するための準備が行なわれた。

 公示日の10月10日、安倍首相は震災被災地である福島市郊外の田園地帯で第一声をあげた。

「地元の農家には総理の遊説が終わるまで稲刈りはしないでほしいという要請があったそうです。ヤメロ隊も収穫前の田んぼには立ち入れないから、前の道路を厳重に警備すればいいということです」(政治部記者)

 翌11日には首相は静岡のJR焼津駅前で街頭演説に立った。自民党のスタッフは動員された地元企業の制服を着た支持者たちに〈YES安倍政権〉などと書かれたプラカードを配り、「安倍さんが到着したらこれを掲げてください」と念を押す。

〈安倍政治を許さない〉というビラを持った男性2人には、自民党陣営の男性支援者が「ここに来るのはやめなよ!」と羽交い締め。女性支援者は「静岡の恥よ」とビラをとりあげて丸めた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ドジャースと10年総額約1014億円の大型契約が決まった大谷翔平(時事通信フォト)
【賛否】大谷翔平の史上最高契約金に「回収できるわけない」「彼はお金を生み出す工場」「日本のMJ」世界の本当の反応
NEWSポストセブン
神田なき『旅サラダ』は
《復帰は厳しいのではないか》検査入院の神田正輝 『旅サラダ』関係者が明かした「容体」と「番組存続危機」
NEWSポストセブン
小泉進次郎氏
【安倍派裏金スキャンダル】「沈む船に誰も乗りたくない」後任官房長官に小泉進次郎氏らの名前挙がるも内閣改造、党役員人事が暗礁乗り上げる可能性が
NEWSポストセブン
死亡が確認されたシャニさん(SNSより)
《ハマスの音楽フェス奇襲》生存者が語り始めた集団レイプの実態「テロリストは男女の下半身を標的に」「下着が裂け、脚が広がっていた」
NEWSポストセブン
キュートな私服姿の吉永小百合
吉永小百合、1時間2000円スタジオで孤高のボイトレ ストイックな姿勢は樹木希林さんの影響も
女性セブン
安倍派・裏金疑惑の真相は?(左から松野博一・官房長官、西村康稔・経産大臣/時事通信フォト)
【安倍派・裏金疑惑】すべてを知る“金庫番”を直撃 浮かび上がる事件表面化直前の「言動の異変」
週刊ポスト
後任の官房長官として名前が上がっている小泉進次郎氏(時事通信フォト)
【裏金問題】「これで政治家は廃業か…」安倍チルドレン議員たちが戦々恐々 小泉進次郎・官房長官ならますます政治不信も
NEWSポストセブン
印象が変化した大谷翔平(写真/AFLO)
《10年総額1014億円でドジャース入り》大谷翔平、急激にぽっちゃり? これまでのオフでも太りがち、愛犬と帰国して恒例のジム通いか
女性セブン
平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太 ハワイでお揃いジュエリー購入の“願掛け”、ハワイ事務所設立の動きも
平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太 ハワイでお揃いジュエリー購入の“願掛け”、ハワイ事務所設立の動きも
女性セブン
小室圭さん眞子さんの元へ、佳代さん(右)が…
小室圭さん・眞子さん夫妻が豪邸にまもなく引っ越し 母・佳代さんは3年越し渡米へ向けて準備か
女性セブン
息子は二宮和也(40才)の第2子と同級生の相葉雅紀
相葉雅紀「高級レストランで1才息子が号泣」の大ピンチ 周囲に頭を下げながら外に出て子をあやすファインプレー
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 安倍派「裏金の黒幕」を直撃ほか
「週刊ポスト」本日発売! 安倍派「裏金の黒幕」を直撃ほか
NEWSポストセブン