ライフ

シャンプー使わぬ「湯シャン」 汚れをきれいに落とすコツ

頭皮や髪の毛に優しい「湯シャン」のやり方(写真/アフロ)

 体のだるさや不調を感じる「秋バテ」の時期、疲れているのは体だけではない。季節の変わり目、頭皮や髪の毛もダメージを受けている。そんなときは、思い切ってノープー(ノー・シャンプー)がいいかも!? シャンプーを使わずにお湯のみで汚れを洗い流す“湯シャン”は、ミランダ・カー(34才)、タモリ(72才)、福山雅治(48才)といった海外セレブや芸能人も実践している。

◆コツはブラッシング

 汚れをきれいに落とす湯シャンのコツは、ブラッシングにある。AGAヘアクリニック院長の水島豪太さんが言う。

「洗う前に丁寧にブラッシングをするだけで、かなりの汚れが落ちます。毛先から根元へと何度もブラッシングをしながら、きっちりと汚れを落としましょう」

 お湯は熱すぎず、冷たすぎず、40℃以下のぬるま湯がベスト。

「たっぷりお湯を出して、頭皮を傷つけないように、手ぐしやヘアブラシを使いながら優しく洗い流します。シリコンブラシで頭皮をゴシゴシこするのはNGです」(水島さん)

 可能であれば、髪全体をお湯につけると洗い残しを防げる。

「浴槽で仰向けになって、顔だけを出して髪全体をお湯につけると、汚れが落ちやすいです。お湯につかったまま指で頭皮を30秒くらい軽くマッサージして、シャワーで流します」

 抜け毛や白髪など加齢とともに気になる悩みも解消してくれる湯シャンだが、これまで当たり前だったシャンプーを使わなくなるのは髪の毛や頭皮にとっては大きな変化。最初はトラブルが起こることもある。

 白金ビューティフルエイジングクリニック院長の山口麻子さんが言う。

「シャンプーすることで頭皮は失われた皮脂を補おうと常に過剰に分泌されている状態です。シャンプーをやめてもその状態はしばらく続くので、半年くらいべたつきが気になることもあります。気になる人は3日に1回、1週間に1回などご自身が気になるタイミングでシャンプーするといいと思います。回数を減らす、シャンプーの量を減らすことから始めてみましょう」

 また、頭皮の肌質によってはシャンプーをやめることが逆に負担をかけ炎症などを起こす可能性もある。髪の毛や頭皮の状態を見ながら、チャレンジするのがオススメだ。頭皮の健康は、髪の毛だけでなく、顔のたるみや、頭痛、肩こりにもつながる重要なポイント。洗わないという思い切った美容法、まずは試してみては?

※女性セブン2017年11月2日号

関連記事

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト