こうした疾病そのものでない研究も、健康対策に活用できる可能性があるという。
「将来的には、個々人の遺伝子の違いに応じて、『あなたはこういうタイプの運動をした方が健康促進に効果がありますよ』『食事内容や物事の考え方など、こう自分をコントロールすれば心配ありません』といったアドバイスをする時代が来るでしょう」(同志社大学生命医科学部特別客員教授の石浦章一氏)
病気や性質と遺伝の関係性を知ることによって、“死”を避けられるだけでなく、“人生を謳歌できる”時代はもうすぐそこまで迫っている。
※週刊ポスト2017年12月1日号