社長室はオシャレなカフェ風
ではご自身の少年時代は?
「一芸どころの話じゃなく、五芸の少年でしたね(笑い)。ラジコン、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)……とありとあらゆるものに首を突っ込んで、周りの中で一番になるまでトコトンやりました。ひと言でいうと、負けず嫌いで好奇心旺盛な少年。小学6年の頃、当時はマイコンと言っていたコンピューターにはまり、現在にいたります」
大人になり、ゲームクリエイターという職業を選んだ日野は、30歳で「レベルファイブ」を起業する。『ドラゴンクエストVIII』の開発を請け負うなど頭角を現わし、『レイトン教授』など多くのヒット作を生んできた。
◆あらゆることに興味を抱いた少年
だが日野は、一般的なゲームクリエイターの範疇に収まらない。今回の映画でも、文字通り、総指揮を執った。ほとんどの場面のアフレコに立ち会い、演出を担当。映画音楽にも日野のアイデアが活かされている。「ひとりメディアミックスですね」と本人は笑うが、まさに八面六臂の働きだ。
「睡眠時間ですか? うーん、平均すると1日3時間ぐらいですかね。仕事の忙しさもありますが、映画を観たりゲームをやり込んだりする時間もしっかり確保しているので、その分、睡眠時間が減るんです(笑い)。ゲームをやらずに寝ればいい? それは考えられません。自分が一日を楽しまないと」