中国では未成年者による家族殺害の事件が増加しており、今年8月中旬、安徽省郎渓県の村で14歳の少年が母親を殺害する事件が発生している。少年の日記には「母が憎い」「携帯をいじらせない、束縛が多い」などと書かれていたという。
中国政府が推進してきた「一人っ子政策」については批判が強く、一人っ子世代は自己中心的で極端な利己主義であり、「小皇帝」と揶揄されている。自分の思い通りにならないと、他の人を害してまで、自分の欲望を満たそうとする例も多く、ある中国問題の専門家は「彼らが社会に出れば出るほど、中国社会の人間関係に大きな弊害をもたらす」と指摘している。